さて、今回は、昔の極真の強豪の白帯時代のスパーリング風景を閲覧していただきたいと思います。 

 

今は極真空手を脱会し、今は兄と一緒にUSA大山という流派をアメリカで作って活動なさっている大山泰彦氏の白帯時代の風景です。

 

 尚、このかたは極真空手の創始者の大山倍達総裁とは血のつながりはまったくないようです。

 

 このかたは、極真空手の第3回全日本大会で準優勝を成し遂げた人であります。

 

 この人が、当時はまだ極真という名ではない、「大山道場」という看板の時代に入門し、当時黒帯だった春山という強豪と白帯なのにいきなり全力の組手をやらされた時のことです。 

 

当時は、入門したその日に全力の組手を黒帯とさせられたのですから驚きです! 

 

まず、その風景をご覧になってください。 

  ↓

 泰彦 

 

「私は顔面をひきつらせ、必死の思いで蹴って行きました。 

 

一瞬息が止まり、大きな丸たん棒のようなものが背中まで抜けて、同時に天井がグルグルと回りだし、私は道場の床にたたきつけられていました。 声にならないうめき声をハラワタの底から絞り出し、爪先で床板を引っかき回していました。

 

 本能は息をしようとするのですが、息が出来ないのです。 

 

…ハーハ―ゼーゼーと呼吸をしながら、私はこれで座らせてくれるだろうと期待しましたが、春山はせせら笑うようにして私を助け起こしてくれました。 

 

「ヨシャー」とまた気合いを入れて「ドウシタ、ドウシタ」と声を出し、私に構えをとらせました。

 

 二、三歩動き、次に春山は横に変わりました。 

 

その瞬間、顔にバシィーと、なにかヤキゴテのような熱い物をたたきこまれました。 

 

目から光の星が花火のように飛び散りました。

 

 私は道場の床板をなめていました。 

 

後は立たされ、またたたきつけられ、また立たされ、さらにたたきつけられました。

 

 人間サンドバッグです。」(『OH!KARATE』大山泰彦 福昌堂P.45~46)

 

 その後、また座らせてもらえると思いきや、さらに兄貴との組手をやらされたといいます。 

 

組手が終わったら、 「自分とは同じ人間だ!」 と自分に言い聞かせ、春山の倍の稽古をすればいつの日か、必ず春山を倒せる、そう思いながら毎日1本でも10本でも、自分の身体が動かなくなったところから蹴りを出し、突きを出したという。 

 

頬や足のスネ指がヒリヒリ、ズキズキと痛む。 

 

それをいつかこの借りは倍にして返してやるからな、という気持ちで泰彦氏は臨んだといいます。 

 

そして、やっと正拳や蹴りがやっと一つ二つ入るようになったのは入門から二年が過ぎたころだという。

 

 これを読んであなたは驚くのではないでしょうか? 

 

この人は全日本で準優勝にまで登りつめた人です。 

 

こういった人は、初めからもの凄い素質をもっていて、それを修錬によってさらに強くなったんだと考えがちですが、実際はそうではなく、一介の普通の人間にすぎなかった、ということがわかると思います。 

 

いや、この状態を見ればあなたの方がむしろ分が良いのではないでしょうか? 

 

あなたの白帯時代は、黒帯の技をたとえまぐれでもいい、躱せて、 「声にならないうめき声をハラワタの底から絞り出し、爪先で床板を引っかき回していました。」 なんてことになっていないのではないでしょうか?

 

 それがわかったら大したものです。 

 

あなたは大山泰彦氏よりも素質があるのではないでしょうか?

 

 そんな気がしませんか? 

 

その後、どうやって準チャンピオンにまで登りつめるか?

 

 それは以下の冊子にギッシリ書いてあります。 

 

今の空手家と当時の大山道場時代は情報力の差があるような気がします。 

 

どちらが情報に力があったか? 

 

私は、当時の方があったような気がします!

 

 今は確かに雑誌、DVD、テクニック書などいっぱい情報に囲まれていますが、かといってそういうふうな情報があるかというとそんなことはなく、当時は少ないけれども的確に強くなれる情報だけが存在していたと思います。 

 

であるからこそ、この時代には稽古の虫といわれる道場生が数え切れないほどいたといえるでしょう。

 

 現代は空手に関する情報が多すぎてどれに依拠していいかわからなくなっているのが現状だと思います。

 

 そんな大山道場時代の情報を手に入れて確実に強くなりたいかたは以下をどうぞ!

 

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 http://karate-rush.info/index.html 

 

今回はこれにて失礼いたします。