こんにちは!トロント生活サポーターBYSPICです。
皆さんが思い浮かべる大都市のイメージとはどのようなものでしょうか? 便利な公共交通機関が整備され、住民も観光客もスムーズに移動できる一方で、通勤・通学時間帯には道路が渋滞している光景を想像する方も多いのではないでしょうか。
実際、トロントを含むカナダの都市では道路交通が発達していますが、その分、日常的に深刻な渋滞が発生することもあります。そんな中、渋滞を避けてスムーズに移動できる手段のひとつが地下鉄です。今回は、トロントの地下鉄について詳しくご紹介します。
トロント地下鉄の概要
トロント地下鉄は、1954年3月30日に開通したカナダ初の地下鉄です。総延長76.9kmにわたり、現在3つの路線が運行しています。
● ライン1(イエローライン):トロントを南北に縦断する主要路線
● ライン2(グリーンライン):市街地を東西に結ぶ路線
● ライン4(シェパードライン):北部を運行する短距離路線
なお、ライン3(スカボローライン)は現在、拡張・改良工事のため運行を停止しています。
1. 独特な乗り換え制度
トロントの地下鉄、バス、路面電車(ストリートカー)は、すべて市政府所属のトロント交通局(TTC)によって運営されており、運賃は一律3.35ドルです。他国と比べるとやや高めの料金設定ですが、お得な乗り換え制度があります。
● 現金やチケットで乗車する場合は、乗り換え券を発行してもらう必要があります。
● プリペイド式のICカード「PRESTO」を利用すると、最初の乗車から2時間以内なら何度でも乗り換えが可能です。
つまり、最初の支払いから2時間以内であれば、地下鉄・バス・路面電車を自由に乗り継ぐことができるため、上手に活用すれば移動コストを抑えることができます。
2. 地下鉄でのインターネット環境
日本では、トンネル内でも地上でも安定したインターネット接続が可能で、一部の列車では無料Wi-Fiが提供されることもあります。そのため、日本の鉄道インフラは外国人からも高く評価されています。
一方、トロント地下鉄では、以前はインターネットはおろか通話すらできない区間がほとんどでした。しかし、最近になり、一部の駅や路線でWi-Fiや5G通信が利用できるようになっています。
● ライン1:ボーン(Vaughan)方面の北側区間やダウンタウンエリアで通信可能。
● ライン2:St. George駅〜Bloor-Yonge駅間でセルラーサービス対応。
ただし、Wi-Fiサービスは利用者減少により終了予定となっています。
3. 遅延やダイヤの特徴
日本の鉄道は定時運行が基本で、事故などの特別な事情がない限り、ほぼ予定通りの時刻に運行されます。そのため、移動時間を正確に計画しやすく、公共交通機関の信頼性は非常に高いです。
しかし、欧米では公共交通機関の時間の正確さに対する認識が異なり、遅延が発生することも珍しくありません。トロントの地下鉄も例外ではなく、日本では考えられない理由で電車が遅れることがあります。
そのため、重要な予定がある場合は、予定時間の30分〜1時間前に余裕を持って出発することをおすすめします。
今回は、トロントの地下鉄について詳しくご紹介しました。スムーズな移動を実現するためには、まず「PRESTOカードを活用してお得に乗り換え」、「インターネット環境の変化に注意」、そして「遅延のリスクを考慮し、早めの出発を心がける」といったポイントを押さえておくとよいでしょう。
この情報が皆さんのトロントでの生活に役立てば幸いです。今後も、より最新のトロント生活情報をお届けして参ります。





