毎年春先になると悩まされる人が多いのが花粉症です。花粉症はその名の通り、花粉が原因で起こるアレルギー性の病気です。


花粉症をもたらす花粉はいろいろあり、必ずしも春先にだけ花粉症になるとは限りません。しかし、2~4月に飛散するスギ花粉によって花粉症を引き起こすケースが多いために、一般的には春先に多い症状というイメージが強いですね。


花粉症ではくしゃみや鼻水など花の症状だけでなく、目のかゆみなどの症状が現れますが、不思議なことに、眼鏡をかけている人は、かけていない人よりも目の症状を訴える割合が少ないそうです。


これは眼鏡をかけることによって、目に花粉が入るのを防げているという証拠だと言えます。


最近では、サイドカバーがついた花粉防止用の眼鏡も多く発売されているようです。花粉症による目のかゆみがひどい場合は、ぜひ活用したいですね。


寝たきりやボケのように、老いに伴う身体・精神的な機能の衰えは、何らかの疾病に引き続いて起こるというよりも、高齢者をめぐる在宅での生活そのものから生じやすいと言えます。


たとえば脳出血になり、いったん入院して、急性の病気は治って退院したとします。私達は病気に対する恐れからかついつい安静を促してしまったり、着替えを手伝ったり、食べ物を持っていって食べさせてあげます。


必要な援助はもちろん必要なのですが、つい援助をしすぎてしまうような家族の善意と思いやりに基づく行動が、実は高齢者の身体的・精神的機能の回復と維持の妨げになっていることも少なくありません。


寝たきり防止やボケ予防のためには、できるだけ小まめに体を動かし、手先をよく動かすことが大切です。特に興味を持ちつつ、生活にハリを持たせることも重要です。さらに、まめに日記や手紙を書いたり、パソコンを使ったりすることも大切ですね。


運動することは間接的・直接的に脳循環を高めて、また精神的安定を維持する作用があります。また、家庭の中では役割意識を持たせることによって家族の一員としての自覚と自尊心を保持させるようにすることも必要です。



依存症には、アルコールやニコチン、薬物などの依存物質が体内に蓄積するために起こる物質依存、ギャンブルや買い物などに依存する行為依存、恋愛や共依存など人に対する依存の3つがあります。


物質依存の場合、急激にやめようとすると、離脱症状が現れ、本人の意思だけでは治癒が難しいので、専門医にかかることが必要です。最近は禁煙外来を設けている病院もあり、ニコチンの物質依存の治療を手伝ってくれます。タバコをなかなか止められない人の強い見方になってくれます。また、アルコール依存にも専門医がいます。


一方、行為依存の場合は競馬やパチンコなどのギャンブルにはまり、家庭や社会生活をめちゃくちゃにしてしまうこともあります。カウセリングによる治療を行うのが一般的です。


共依存は、アルコール依存の配偶者をもつ女性や、DV被害者に多く見られる依存症です。共依存の場合、たとえ相手が自分に危害を加えたとしても、そんな相手を支えるのは自分しかいないという責任感が生まれる場合も多いそうです。しかし、このような場合は相手の症状も悪化させる恐れがあるため、相手も一緒に治療を進めていく必要があります。