鏡浦台の下からコールタクシーを呼んで、1703年に設立された、朝鮮後期の士大夫(貴族)の
家屋で、現在も11代目の子孫が住んでいるという船橋亭(ソンギョジョン)へ。
居室が100以上あるという、かなりの豪邸。
高台から見下ろすと、いかに大きなお屋敷なのかがよくわかりました。
中でも、蓮池の中に建てられた活来亭は、茶室として使われているようで、なんとも美しい佇まい。
あまりのすばらしさに、美人モデルを激写するカメラマンのように(笑)、何枚も写真を撮りまくってしまい
まいした。
今回の江陵旅行の中で、最もお気に入りのスポットとなりました。
次の目的地である烏竹軒(オチュッコン)までは800mだと表示があったので、歩いて移動することに。
雨の予報だったのに、天下無敵の晴れ女の私が行く先々は強い日差しで、気温も恐らく30℃以上あったかと。
韓国の距離表示のいい加減さにまたも騙され、20分以上歩き、汗まみれになりながら、漸く到着。
烏竹軒は、5千ウォン札に肖像画が描かれており、朝鮮時代の学者・政治家であるユルグク・イイ
と、その母親で5万ウォン札に肖像画が描かれている、芸術家のシン・サイムダンが住んだ家。
朝鮮王朝第11代中宋の時代に建てられたもので、韓国の木造住宅として最も古いものだそうです。
目的の観光をすべてつつがなく終えたところで、喉も渇いたし、お腹も減った~。
タクシーで、これまた「巡・韓国」に登場した三橋里(サムキョリ)トンチミマッククスという店へ。
昼時だったので、店内は超満員。
早速、トンチミマッククスを注文。
江原道は蕎麦の産地。
トンチミマッククスとは、蕎麦粉を使った麺 マッククスに、大根の水キムチであるトンチミのスープを掛けて食べるという珍しいスタイル。
まずは、キンキンに冷えたビールで一息。
大根の甘酢漬けや白菜(しろな)と大根の葉のキムチが美味しくて幸せ
店内には、美味しい食べ方として、砂糖2さじ、酢、辛子を入れると書いてありましたが、砂糖はちょっとだけに遠慮しておきました。
氷が入り、キンキンに冷えたトンチミのスープと、これまた冷やしてあり喉越しのよいマッククスが、
火照った身体を冷やしてくれました。
あと、冷たいビールもね(笑)
ゴムみたいな食感の冷麺はあまり好みではないので、断然こちらのほうが気に入りました。
近くの道ではタクシーが拾えなかったので、野生の勘で少し歩いてみたところ、MOCHA TREEと
いう可愛いカフェを発見。
そこでアイスカフェラテを飲んでまったり。
小さなカードには、「何か足りないものや必要なものがございましたら、まず仰ってくださいね」と
心配りのメッセージが。
最初から最後まで、江陵の人々の優しさを感じることができた旅となりました。
高速バスターミナル行きの路線バスがないかとお店の人に確認したら、交差点の先にバス停あることが
江陵高速バスターミナルから14:40発のバスに乗り、ソウルへ戻りました。
江陵船橋亭(강릉선교장)
住所 江原道江陵市雲亭洞431(강원도 강릉시 운정동 431)
電話番号 033-648-5303
利用時間 9:00~18:00
入場料 大人 3千ウォン
烏竹軒(오죽헌)
住所 江原道江陵市竹軒洞201(강원도 강릉시 죽헌동201)
電話番号 03-640-4457
三橋里トンチミマッククス(삼교리 동치미 막국수)
住所 江原道江陵市校1洞1875-3(강원도 강릉시 교1동1875-3)
電話番号 033-642-3935/4935
コールタクシー K-Call
電話番号 033-648-0000
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