9/21 安東の山の裾野にある夫婦二人三脚の手作りククスが人気のポツンと一軒家 | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

7月26日「韓国ひとめぼれ感動旅~韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行」出版。
韓国全自治体162市郡を制覇!渡韓回数は200回超。
全州にひとめぼれし、大邱に恋い焦がれるビョンが、
大好きな韓国の地方旅についてのレポを熱くお届けします。
전주에 첫눈에 반하다! 대구가 그리워서!

  2日目(9/21)つづき

 

松江美術館からタクシーで5分の黄土房(ファントバン)ムッチッ
山の裾野にあるポツンと一軒家(笑)
タクシーのキサニムもこの店が大好きだと言っていました。
醤油などの調味料も自家製とのこと。
こちらのオンギで熟成させているのでしょうね。
店名通り黄土で作ったおうちで営業なさっています。
先客と女将の話から、この地で50年営業を続けていることがわかりました。
ネットで見た手作りのククス(손국수 1人前9,000ウォン)がどうしても食べたくて!
2人前以上注文可能なのを知っていたので2人分お願いしましたが、
女将が「1人じゃダメ」と頑なに拒否!
「こちらのククスが食べたくて、日本から来たんです」と伝えてみたものの
返答なし(恐っガーン!)
5人組の先客がククスを注文していたので、私の分を1人前追加で注文していただけないかと
お願いしてみたところ快諾いただいたのですが、
女将は「私が考えているから、気を使わないでください!」と一蹴。
 
どうなる、私・・・
ところが、しばらくするとお茶を出してくださいました。
このヨモギ茶、美味しかった!
更にご主人がテーブルにパンチャンを並べてくれて。
ひょっとしてククス出してくださるのかな?
であればと、ドンドン酒(동동주 5,000ウォン)を注文。
ご迷惑をかけてしまったお隣さんにお裾分けしたところ、喜んでくださり、
ジャガイモのジョンをお裾分けしてくださいました。

食べたいと思っていた白菜のジョンも付いてきた!

薄く衣をまとわせて焼いてあり、白菜のみずみずしさが活きていて美味しいのなんのって。

自家製の醤油ダレをちょっと浸けるとさっぱりいただけます。

シラヤマギクのナムル、シャキシャキした食感の甘辛ごぼう、かぼちゃの茎の和え物に

白菜キムチなど、どれも本当に美味しくて、ドンドン酒が進みます。

そして、粟入りのご飯も登場。

女将さんがククスも出してくださいました!
「ありがとうございます」と伝えると、笑顔で「どうやってこんな田舎の店を見つけたの?」と
不思議がっていました。
このククスは、ご主人がこのように平たく伸ばして、
女将が細くカットするという夫婦共同作業により作られます。

映像でもどうぞ。

イリコのお出汁は優しいお味。

大豆の風味が活きる自家製調味料をちょいと入れると

よりおいしくいただけます。

「お2人の写真をブログに載せてもいいですか?宣伝しますから~」とお尋ねしたところ、

ご主人が「ただでさえ忙しいから、宣伝はしなくていいですよ。

ただ、写真だけ載せてください」と(笑)

最初はドキドキでしたが、ククスを出してくださってからは笑顔で応じてくださった女将。
後から来たお客さんに「うちの店に初めて日本人が来たのよ」と嬉しそうに話していました。
3ショットの写真では、私の背中に手をまわしてくださっておねがい
しかもお会計をお願いしたら、「15,000ウォンでいい」とびっくり
またも温かい韓国の方の人情に触れることができました。
鉛筆黄土房ムッチッ(황토방묵집)
住所 安東市伊下梧山路29(경북 안동시 북후면 이하오산로 29)
電話番号 054-841-8844/010-5235-0554
営業時間 正午~18時
安東駅/安東総合バスターミナルからタクシーで11分