通算207回目の韓旅
12月の韓旅(12/6~14)レポ
こちらの記事のつづきです
朝食後に向かったのは、西大門の高台にある国立気象博物館。
韓ステメンバーであり、ロケ地ハンター マキシのfbでその存在を知りました。
※画像はお借りしました。
1932年に京畿道立京城測候所庁舎として竣工して以来、
国立中央観象台やソウル気象観測所等の歴史を経て、
1998年に気象庁がソウル 銅雀区に移転したことで、気象観測所としての役目を終えました。
2017年~「国立気象博物館」開館に向けての復元工事が始まり、
2020年10月にオープン。
解説士による展示解説付き観覧・自由観覧ともに事前予約制だったようですが、
オープン時刻の10時ちょい前に到着したところ、
解説士の方が、予約なさった2名に混ざって一緒に案内してくださいました。
(予約なしでも、自由観覧はできるそうです)
この解説士の女性が、パク・ミニョンのようにむっちゃ可愛くて、テンション上がりました
1・2階併せて6つの展示室と、企画展示室があります
気象情報の歴史についての説明が。
三国時代は、「大雨が降った」というように、目で見たままの情報を記録するのみ。
その後、雨の日に鍬(くわ)や鋤(すき)の刃が、土にどれほど深く入ったかで計測する
雨澤(우택)報告が導入されました。
そして、地面にしみ込んだ水の深さを測定する方法から、
測雨器が導入され、降水量を定量的に測定できるようになりました。
こちらは1837年製造で、忠南 公州監営に設置された測雨器。
1915年に日本人の気象官により日本に持ち出され、
後に韓国に返還されたという負の歴史が映像で流れました
この博物館は、韓国の気象の歴史を学べるとともに、
建物自体が、近代建築として大変興味深い構造になっています。
1939年に東部分に2階建ての建物を増築した痕跡。
1932年と1939年という年代が異なる2つの建物の複合建築となっています。
アールデコ調の円形型構造物。
ここには、錘(おもり)をぶら下げた紐を滑車にかけ、窓を上下に開閉させるという
当時の窓や、当時のタイルがそのまま残されています。