韓国のシーフードの中で秋の味覚といえば、
コノシロ(전어)とコウライエビ(대하)です。
コノシロは西海岸~南海岸の港で水揚げされます。
毎年9月頃から脂がのり、大変おいしくなります。
9月には、お刺身でいただくのがお勧めです。
お酢入りコチュジャン(チョコチュ)やワサビ醤油に浸けて、
えごまの葉やサンチュに巻いていただきます。
韓国では骨ごとぶつ切りにする「セッコシ(세꼬시)」という食べ方が一般的ですが、
私はちょっと苦手なので、骨を除いて普通のお刺身にしてもらいました。
↑こちらの写真↓は、2014年に慶南の港町 統営(トンヨン)の水産市場で
食べたものですが、半量をお刺身に、残りの半分はムチムフェ
(サンチュや玉ねぎなどの野菜とともに酢コチュジャンで和えたもの)
にしてもらいました
10月頃からは塩焼きで。
「家を出た嫁もコノシロを焼く香りで戻ってくる(집 나간 며느리도 전어 굽는 냄새에 돌아온다)」
ということわざがあるほど、香ばしく焼かれたコノシロの香りと味は格別です。
骨や皮ごと食べることでカルシウムを摂取できますし、
DHAとEPAが豊富なので、脳細胞の活性化や認知症予防にも効果があるそうですよ。
一方、コウライエビ(タイショウエビ)は、西海岸に面した港で水揚げされます。
忠南 洪城(ホンソン)の南塘里(ナムダンニ)の港にあるオブジェ。
冬にはトリガイが、秋にはコウライエビが水揚げされます。
2017年10月に、忠南の保寧(ポリョン) 武昌浦(ムチャンポ)の港で開催された
コウライエビ&コノシロ祭りの時期にあわせて訪問。
市場で買ったコウライエビを、2階の食堂に持ち込んで
塩焼きにしていただきました。
旬を迎えたコウライエビは、殻にぎっしりと身が詰まっていて
大変食べ応えがありました。
コウライエビには善玉コレステロール(HDL)が豊富。
タウリンがたくさん含まれていて、動脈硬化、脳卒中、心臓病、高血圧等の
循環器関連の生活習慣病予防になり、またスタミナも増進してくれます。
そして、必須アミノ酸も豊富。
殻ごと煮たスープを飲むと、殻に含まれるカルシウムを摂取できるため、
成長期のお子様の骨づくりにも役に立ちます。
アフターコロナの韓国で、秋の味覚であるコノシロ&コウライエビをいただきたいです!
コノシロ&コウライエビを食べた時の過去記事
2014年7月 統営(トンヨン 慶南) ⇒ ★
2014年9月 順天(スンチョン 全南) ⇒ ★
2016年8月 順天 ⇒ ★
2016年8月 光陽(クァンヨン 全南) ⇒ ★
2016年10月 仁川(インチョン)花水埠頭 ⇒ ★
2017年10月 保寧(ポリョン 忠南) 武昌浦 コウライエビ(大正エビ)&コノシロ祭り ⇒ ★
2019年10月 仁川 月尾島 ⇒ ★
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