177回目の韓旅
ビョンと行く！
2018年 全羅北道訪問の年
全羅北道と大邱4日間（10/11～14)ツアーレポ
こちらの記事↓のつづきです。
10/11 全北＆大邱ツアー 2日目② 激ウマの風川ウナギとユネスコ世界遺産の高敞支石墓見学
早くも3日目。
朝食はソンウォン食堂へ。
白飯定食を召し上がっていただきました。
この日のスープはちょっとピリ辛な豆もやし。
サンマと大根の煮物や茄子の和え物、ちりめんじゃこなど、
どのおかずも美味しすぎて、皆様何回もお代わりなさっていました。
ソンウォン食堂（송원식당）
住所 大邱広域市寿城区中洞183-2（대구광역시 수성구 중동 183-2）
道路名住所 大邱広域市寿城区チョンス路49-8（대구광역시 수성구 청수로 49-8）
電話番号 053-765-9952
24時間営業
全羅北道 の南東部にある南原(ﾅﾑｫﾝ）市へ向かいました。
通訳ガイドのウナさんから、ご実家のお父様が育てられた
清道（ﾁｮﾝﾄﾞ）盤柿（ﾊﾞﾝｼ=種なし柿）のプレゼントが。
熟しているのにぐにゅぐにゅしてなくて、ムッチャ甘くて美味しかったです。
2時間弱で、南原(ﾅﾑｫﾝ）市 実相寺（ｼﾙｻﾝｻ）に到着。
ラム川を渡ると、
採れたての山菜やカリンなどを販売しているハルモニたちから
「買っていってよ」と熱烈なラブコールが(笑)
文化解説士の方(↓中央）が、「日本の方にこのお話をしていいものやら」と
躊躇なさりながら、この寺の成り立ちについて説明してくださいました。
新羅 興徳王3年（828年）證覚大師(ﾁｭﾝｶﾞｯﾃｻ）が、風水地理説に基づいて建てたお寺で、
「精気が日本に行ってしまうことを食い止めるために、ここにお寺を建てたのです」と
実相寺は過去3回焼失し、2回建て直されているそうですが、
天王門をくぐると右手にある瓦の山は
建て直す前の建物の瓦を積み重ねたものなのだそうです。
こちら↓は、韓国で2番目に古い木造塔の址。
2基の三重石塔（東塔と西塔）は宝物第37号に指定されています。
先端の飾り部分は、この寺の創建当時のものが
現存しているのだそうです。
宝物35号の石塔。
通常8角形である柱部分が円柱であることが特徴で、
灯りをともすための階段も添えられています。
本殿にあたる普光殿(ﾎﾟｸﾞｧﾝｼﾞｮﾝ）
日本統治時代に建て直したものですが、当時は丹青を施す費用がなく。
建てたから3年以内に色を塗らないときれいな色にならないので、
色付けされないまま今日に至ったそうです。
釈迦牟尼が祀られている大雄殿（ﾃｳﾝｼﾞｮﾝ）と異なり、
阿弥陀如来が祀られています。
「日本が栄えれば実相寺が滅び、日本が滅びれば実相寺が栄える」という
言い伝えがあるため、梵鐘に描かれている日本地図を僧侶が読経のたびに
叩いているそうで、九州など一部を除きほぼ消えかかっていました
極楽寺をお参りしようとこちらの門をくぐったところ、
こちらの建物から一人のお坊様が出ていらっしゃいました。
韓国では大変有名な道法（ﾄﾞﾎﾟｯ）僧様で、IMF危機の時に帰農者を対象に
寺所有の土地を格安で貸し、有機農法を促進した高名な方だそうで、
全国を行脚していらっしゃるので、実相寺にも滅多にいらっしゃらないそうです。
貴重な出会いに記念写真を。
極楽殿(ｸｯﾅｯｼﾞｮﾝ）に祀られている阿弥陀仏を
３D CTで投影したところ、
頭の部分に桑の木に銀で写経した「大般若波羅蜜多経」1巻が
所蔵されていることが判明したそうなんです。
1690年に建てられた薬師殿(ﾔｸｻｼﾞｮﾝ）は、
実相寺に現存する最古の建物。
国に悪事が起こるたびに汗を流すと言われている
宝物第41号の鉄製如来坐像の目線は、向かいにある智異山連邦の最高峰である
天王峯（ﾁｮﾝﾜﾝﾎﾟﾝ）に向いているそうなんですが、天王峯を富士山に見立て、
やはり「日本から国を守るため」なのだと、今回初めて知りました
大好きな扉の彫刻の花が韓国の国花であるムクゲなのも
国を守ることの象徴なのだそうです。
背景にある絵画は、690cmx184cmサイズの「智異山(ﾁﾘｻﾝ） 生命平和の舞」で、
2015年10月に奉納されたそうです。
数多くの宝物を有し、見どころ満載の実相寺を後にしました。
実相寺(실상사 ｼﾙｻﾝｻ)
住所 南原市山内面立石里50(남원시 산내면 입석리50）
電話番号 063-636-3031
拝観料 3千ｳｫﾝ
ペコペコのお腹を抱えて、智異山高原黒豚(ﾁﾘｻﾝｺｳｫﾝﾌｸﾄﾝ）に到着。
韓国で2番目に高い智異山の標高500mの高原で、
覆盆子（ﾎﾟｯﾌﾟﾝｼﾞｬ）を餌に育てられた黒豚ちゃん。
旨味と甘みが強いそんな黒豚ちゃんをご賞味いただきました。
岩塩が振ってあるので、他に味付けはいりません。
豚ちゃんのあまりの美味しさは、皆様にもご満足いただけた様子。
途中から焼いたキムチと一緒にいただきました。
黒豚入りのキムチチゲも絶品です。
思わずご飯を投入してしまった（汗）
デザートのぶどうまで美味しくいただきました。
千葉県に住んでいたので、日本語ペラペラのサジャンニム(中央）が
お待ちしておりまーす。
智異山高原黒豚食堂（지리산고원흑돈식당）
住所 南原市阿英面引風里521（남원시 아영면 인풍리521）
道路名住所 南原市阿英面引月チャントロ248（남원시 아영면 인월장터로248）
電話番号 063-625-3663
営業時間 11:30～21:00
第1・第3月曜日定休
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