新春の渡韓(1/5~10。ソウル・抱川・坡州・始興・安養・仁川)レポ
こちらの記事↓のつづきです。
1/8&9 新春の渡韓 ソウル編⑧ 鍾路5街駅近のお勧め宿@スターホステルソウル東大門
5日目は、地下鉄4号線に揺られ1時間15分、終点にある京畿道始興(シフン)市の烏耳島(オイド)まで出かけました。
烏耳島駅前からバスに乗って、海辺へ移動しました。
対岸には仁川広域市の松島国際都市が見えます。
現在は陸続きの烏耳島(オイド)ですが、元々は陸地から4km離れた島で、その形が「カラスの耳」に似ていることから名づけられたそうです。日本統治時代に島の北東に塩田が作られ、1922年に軍需用の塩を採取するために堤防を作って陸地と連結させました。
こちらは「烏耳島コウノトリ岩(황세바위)の道」と名付けられたポンツーン(浮橋)。
確かに羽を広げたコウノトリのような岩が見えますね。
烏耳島には朝鮮半島の西海岸で最大規模の新石器時代の貝塚があり、現在でも様々な海産物が水揚げされます。特に肥沃な干潟で採取される貝を使った貝焼きとあさりがたっぷり入ったカルグクスが名物で、海岸道路沿いにはたくさんの食堂が並んでいます。
ものすごい数のカモメが飛びまくっていましたが、
この人たちが韓国版かっぱえびせん(새우깡)を撒いていたからでした。
烏耳島のシンボル的な存在である赤い灯台。
目が回りそうになりながら階段を上っていくと、
風は冷たいですが、天気がいいので気持ち良かったですよ。
今(1月~3月)が旬のトリガイをしゃぶしゃぶで食べようと決意。食堂だと量が多すぎるので、灯台の目の前にある烏耳島水産直売場へ行ってみることにしました。
最初に目が合ったおにーさんに「何差し上げましょうか?」って聞かれ、「トリガイをしゃぶしゃぶで食べたいんですけど」と告げると、こちらの貝専門店まで案内してくれました。
ひとり旅の日本人が珍しいらしく、アットホームな市場のみなさんにいろいろいじられました(笑)
トリガイと言えば忠清南道(チュンチョンナムド)の洪城(ホンソン)や全羅南道(ゼンラナムド)の麗水(ヨス)が有名ですが、この日のトリガイ(새조게)は全羅道の海で穫れたものだそうで、1kg(10個ありました)18,000ウォンでした(市場ですから、その日によって価格は異なります)。
「オルケ(弟の嫁)が日本人なのよ~」と仰るサジャンニムが、次々と殻から身を外してくださいます。
中央が生のトリガイ。日本では4~6月くらいにお寿司屋さんに並びます。
周囲のハマグリは「スープの中に入れるのよ」とサジャンニム。たっぷりのサービスが嬉しいです。
お皿に盛ったトリガイはサジャンニム(左)のご主人が2階にある提携の食堂まで運んでくださいました。食堂のサジャンニム(右)とパチリ。
ボケちゃっていますが、食堂内部。平日の昼間でも宴会をやっていらっしゃるグループが複数ありました。
食堂では別途薬味代(양념)と調理代を支払います。
●薬味代(양념) 2人前で5千ウォン(1人追加ごとに+2千ウォン)
●調理代 しゃぶしゃぶ (中)12,000ウォン
食堂の窓からは、先程の赤い灯台が見えます。
じゃじゃーん、出てきました。
キムチとちょっとしたつまみが出ました。
味噌&ニンニクのヤンニョムが出ましたが、やっぱりわさび醤油でしょ!と、マイわさび登場(笑)
たっぷりの野菜が入った鍋が沸騰したら、トリガイを一つずつ箸でつまんでしゃぶしゃぶします。
ある程度火を通した方が食感と香りが引き立ち美味しいんですよ。
個人的には、青柳やホッキ貝と並んで磯の香りを感じられる美味しい貝だと思っておりまする。
サービスしてくれたハマグリやアサリに似た貝もめっちゃ旨い!
それらのエキスたっぷりのスープが、煮詰めれば煮詰めるほどうまみが濃くなってきます。
実は前日のヤンコチ(羊肉串)屋さんでは明け方4時まで飲んでしまったのですが、コハク酸の旨みとタウリンの滋養強壮効果ですっかり元気になりました。
烏耳島水産物直販場(오이도수산물직판장)
住所 京畿道始興市正往洞2003-8(경기도 시흥시 정왕동 2003-8)
道路名住所 京畿道始興市烏耳島路167(경기도 시흥시 오이도로 167)
電話番号 031-433-5272
営業時間 8~23時
毎月第1・第3月曜日休業
ソウル駅から地下鉄4号線乗車し終点の烏耳島駅まで1時間16分。
駅前から30-2番バス乗車し烏耳島総合魚市場停留所下車(26分。1,250ウォン)、徒歩3分。
または、烏耳島駅前からタクシーで15分。
お腹がいっぱいになったところで、ソウル市内へ戻る前に同じく地下鉄4号線のポムゲ駅傍にある安養温泉(アニャンオンチョン)でひとっ風呂浴びました。こちらは安養市になります。
地下804mから汲み上げた天然温水だけを使用しているそうです。
温泉だけなら昼間は7千ウォン(夜間は8千ウォン)、チムヂルバン利用の場合はチムヂル服代として+千ウォンとリーズナブル。
プルガマもあるんですが、チムヂルバンを利用するほどの時間がないので温泉だけ利用しました。こちらの画像↓はネットから拝借しました。
湯船も洗い場もとても広くてビックリ。
ちょっとぬるめでしたが、露天風呂が気持ち良かったですよ。
ソウル駅から小1時間で行けるので、のんびり温泉に浸かりたい時にお勧めです。
安養温泉(안양온천・アニャンオンチョン)
住所 安養市東安区虎渓洞915-3(안양시 동안구 호계동 915-3)
道路名住所 安養市東安区京水大路733番キル34(경기도 안양시 동안구 경수대로733번길 34)
電話番号 031-464-5000
営業時間 5~20時
露天風呂 4~10月 9~17時/11~3月 10~16時
(雨天、気温が零下の場合は使用不可)
料金 大人 6~20時 7千ウォン/20~朝6時 8千ウォン(12時間まで)
チムヂル服 千ウォン追加
ソウル駅から地下鉄4号線で37分のポムゲ駅下車、徒歩8分
烏耳島水産物直売場からは烏耳島総合魚市場停留所(行きのバス停の向いの停留所)から350番バスに乗車し、6停留所目の安山駅で下車(40分)、4号線でポムゲ駅まで移動すると便利です。
実は烏耳島(オイド)水産物直販場からポムゲ駅までの移動方法を某地図アプリで検索したところ、「新吉温泉駅までバスで移動して、そこから地下鉄移動」と出たのですが、このバスが新吉温泉駅から果てしなく遠いところに止まりまして呆然としました(時々某地図アプリはアホになります)
たまたま道沿いにあった車の修理工場の方に、新吉温泉駅までの近道でもないかと尋ねたところ、車検にいらしていたジェントルマンが「地下鉄が乗りやすいところまで、私の車でお送りしましょう」と仰ってくださいました。
日本企業との貿易関係の仕事をしていらしゃる方で日本語が堪能。日本に何回もいらしたことがあり、日本が大好きなんだそうです。
車を降りるときにお礼を申し上げると、「いえ、こちらがありがたいですよ」とまで仰って。
こういう親切に出会うと、本当にありがたく胸がジーンとなります。
ご恩は日韓民間外交でお返ししたいと思います。 대단히 감사합니다~!
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