12/18 2014年年納め旅 大邱編 2日目①エコ韓方ウェルビーン体験館でマッサージ＆韓方茶を
2014年年納めの大邱・全州旅 こちら↑の記事のつづきです。
同じく薬令市の路地奥にある中央韓薬房（중앙한약방）へ。
別に病気になったわけじゃないです～(笑)
丸薬を作る体験のために訪ねたんです。
パク・シノ代表が、流暢な日本語で説明してくださいました。
1926年にお祖父さまが開業なさったので、90年の歴史がある韓薬房。
韓薬房では、以前は治療行為も行っていたそうです。
お父様(現在数えで84歳）の代になって国の制度が変わり、鍼治療などの医療行為が行えるのは韓医院のみとなり、韓薬房で行えるのは、薬の処方・調合・販売のみとなったそうです。
パク代表はソウルのゲーム業界で働いていらしたそうですが、4年前にお兄様が突然亡くなり、急遽ソウルから大邱に戻り、こちらで働き始めたそうです。
現在は、お父様が診脈し処方した薬剤を、パク代表がタンクで煮混んでパッキングするという役割分担なのだとか。
その他に、最近活気がなくなってしまった大邱薬令市に観光客を呼び戻すために考案したのが、朝鮮時代には王に献上した「拱辰丹（ｺﾝｼﾞﾝﾀﾞﾝ）」 「鶴樵丹(ﾊｸﾁｮﾀﾞﾝ）」という丸薬づくり。※2019-7-26修正
なかなかのアイディアマンでいらっしゃる！
パク代表が「家族博物館」と命名されたこちらの部屋へ案内してくださいました。
パク代表のオフィスでもあります。
朝鮮時代の宮廷医官だったホジュンの肖像画が。
いよいよ丸薬作りスタートです。
まずは手洗いから(こちら↓の写真は、パク代表のブログから拝借しました）
拱辰丹（ｺﾝｼﾞﾝﾀﾞﾝ） 鶴樵丹(ﾊｸﾁｮﾀﾞﾝ）は、ストレス性慢性疲労や老化、慢性気管支炎や喘息、肝機能の低下に効果があるそうで、寝る前に飲めば、翌朝効果が表れるという即効性が特長とのこと。
通常は、1人10個の丸薬を作るんですが、今回は特別に丸ちゃんと2人で10個作らせていただきました。
販売品には配合しているムスクと沈香は値段が高いので、体験用からは除いているそうです。
また、販売品は一粒5gなのに対して、体験用は4.5ｇで作ります。
事前にパク代表が、薬剤毎に刻んで、煮込んで、乾かして粉にし、練り込んでおいてくださった薬剤。
22.5gずつ測ってくださった薬剤を棒状に伸ばし、セラミックのナイフで4.5gｘ5個に切り分けます。
(こちら↓の写真は、パク代表のブログから拝借しました）
利き手と逆の手のひらの中央に薬剤を載せ、縁から中央へ向けて練り込んでいきます。
ある程度練り込みが終わったら、力を抜いて両手で丸めていきます。
この時に表面を滑らかにしておかないと、後で金箔が上手く貼りつかないのだ！
(こちら↓の写真は、パク代表のブログから拝借しました）
金箔(食用）でコーティングします。
金には、心身を安定させてくれる効果があるんですって。
丸薬の上に置いた指は、絶対離さないことが、むらなく金箔を貼る秘訣！
こちらの金箔、1枚100円もするんですって！
大きさ比較のために、カメラを置いてみました。
薄紙で包み、
1粒ずつ容器に入れます。
薬棚のデザインが可愛い専用箱に納めて完成！
日本語の説明も付けてくださいました。
お湯や少量のお酒と一緒に服用すると、血流が良くなり、身体の中の気運が全身に周りやすくなるそうですよ。
最後にいつも、こうやって記念写真を撮るそうです。(こちら↓の写真は、パク代表のブログから拝借しました）
いや～、これムッチャ楽しかったです。
自分で服用してもいいですが、ご家族やご友人などにプレゼントしても喜ばれると思いますよ。
パク代表も仰ってましたが、真心がこもっているので、市販品とは全然違いますし。
最後にストーブで温めた自家製の目に力茶（누네힘차)をご馳走になりました。
目の健康は肝機能とつながっているそうでして、肝機能の強化と身体全体の機能を助ける薬を配合しているのだそうです。
自宅に戻ってから、1粒飲んでみました。
噛みつぶすと、口の中が「カンポー！！！」って感じで、苦いです。
でも、何だか身体がポカポカして、いい感じです。
中央韓薬房（중앙한약방）
住所 大邱広域市中区壮観洞37（대구광역시 중구 장관동 37）
道路名住所 大邱広域市中区中央大路77キル50-5（대구광역시 중구 중앙대로77길 50-5）
電話番号 053-252-6606
メール innotra@gmail.com (日本語でどうぞ）
ブログ http://blog.naver.com/jdailyhealth
院長による脈診は、月～土 13～17時（日曜休業）
パク代表による丸薬体験は事前予約すれば、柔軟に対応（日本語で説明してくださいますよ）
2名以上、原則1名あたり10粒で6万ｳｫﾝ (2015年4月より10粒7万ｳｫﾝに改定されました）
2016年現在、丸薬の成分や名称が変更となっています。
最新情報は「より旅KOREA」に掲載したこちらの記事をご覧ください→ ★(サイトが閉鎖したためご覧いただけなくなりました）
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