この日の全州は、朝7時でもまだ真っ暗でして、ついついホテルを出る時間が遅くなってしまいました。
7時20分を過ぎて、漸く出発。
①豊南門(プンナムン)。
全州の朝食で外してはいけないのが、南部市場にあるチャントパッチッ
のプゴクッ(干し鱈のスープ)。
白菜のトンチミ(中央)や煮干し出汁で煮込んだ豆腐(左奥)、ヨルムキムチ(若い大根の葉のキムチ。左手前)、サツマイモの茎の和え物(中央手前)など、どれをとってもすんばらしいお味のパンチャン(おかず)の数々。
社長が心を込めて作ってくれる「全州のおふくろの味」は、相変わらず美味しくて、頬が緩んでしまいました。
1月は、ちょっとバタバタして伺わなかったんですが、社長から「2014年になって、全州に来たのは初めてなの?」って確認されてしまいました(汗)。
全州のおふくろに心配かけないためにも、やっぱり毎月行かなくちゃね(苦笑)。
チャントパッチッの向かいに大きな家具屋さんがあるんですが、以前からほしかった薬箪笥が展示されているのを見つけ、目が釘付けに。
新婚家具(신혼가구)とは、縁起の良い店名ですね(笑)。
すぐに社長が近づいてきて、「これ、安いんですよ」と、9万ウォンだと教えてくれました。
「でも、重たいでしょ?」と躊躇すると、「そんなに重たくないですよ。何人もの外国人が買って帰っているから、大丈夫」と、しきりに勧めてくれるので、購入することにしました。
すると、プチプチとかに包むこともせず、いきなりそのまま紐で十文字に縛りはじめるではないですか!
「そのままでは、引き出しが出ちゃうし・・・」といったところ、引き出し側を新聞紙で覆ってから紐で縛りました。
結局それだけなのね(苦笑)
一旦ホテルに置きに戻ったところ、その15分の徒歩だけで腕が筋肉痛になりそうなほど痛くなり、私の身体から持ち帰り不可のシグナルが(苦笑)。
ホテルの傍の郵便局が開くのを待って、結局EMSで送ることにしました。
韓国の郵便局って、ガムテープや緩衝材用の新聞など、何でも準備されているので本当に便利。
しかもお兄さんが、どんどん積極的に詰めてくれました。
日本に比べて郵便代金が安いので、大した送料ではないと高を括っていたところ、重さが7kgを超えていたからか、9万ウォンの品物なのに、4万ウォン近い送料が掛かってしまいました(泣)。
まぁ必要経費ということで。
ベッドサイドに置いて、とても便利に使っています。
とても不思議なことに、薬箪笥からはなぜか「全州の香り」がするんですよ。
新婚家具(신혼가구)
住所 全州市完山区殿洞1街192(전북 전주시 완산구 전동1가192)
その後、この日のランチの店の下見を兼ねて、②映画通りを散策。
全州が舞台となった「月の光 汲み上げ」の登場人物たちの壁画を発見。
かつては中華食材や中華料理の店が軒を連ねていたのかもしれませんが、現在はほとんどありません。
大通りを西に進んだところにある1階に薬局が入った建物が、日本式の建物だったと初めて知りました。
⑤結婚式の衣装を販売するお店やフォトスタジオが並ぶウェディング通り
。
こちらのサントッカレー(상덕카레) 。
以前はスーパーだったようで、看板にうっすらと슈퍼(スーパー)の文字が。
またまた新たな発見をしながらの朝の散策となりました。