韓国の代表的なお酒と言えば、焼酎とマッコリを思い浮かべる方も多いでしょう。
全州には三川洞(サムチョンドン)、平和洞(ピョンワドン)、孝子洞(ヒョジャドン)、
西新洞(ソシンドン)、慶園洞(キョンウォンドン)、牛牙洞(ウアドン)、麟後洞(インフド
ン)の7つのマッコリ通り(マッコリコルモク)があります。
中でも三川洞マッコリ通りは、7つのマッコリ通りの中で一番店舗数が多く、夜になる
といつも活気に満ちています。
まずは観光案内所で、 「全州マッコリのマップ」を手に入れいましょう。
各マッコリ通りの特長や店の地図が掲載されているので、とても便利です。
全州にはマッコリにおいて独自の文化があります。
それは、マッコリを注文すると薬缶にボトル3本分のマッコリを空けてくれて、
1薬缶注文する度に漏れなく無料でつまみが出てくるというもの。
つまみの内容は店ごとに異なりますが、1薬缶目には10種類以上のつまみを出して
くれる店が多いです。
2薬缶目、3薬缶目・・・とお酒が進むと、また別のつまみが追加されるのです。
昨年、三川洞にある「사랑채(サランチェ)」とう店で6人で飲んだ時のつまみを紹介しましょう。
まず1薬缶目を頼んだら、ニシンの塩焼き、テンジャンチゲ(味噌チゲ)、パジョン(チヂミ)、
イイダコ、野菜スティックなど15品のつまみが出ました。
2薬缶目ではムール貝、ガンギエイのエンガワの蒸し物など4品。
3薬缶目では生の手長ダコと銀杏。
4薬缶目では三合(サマプ)
サマプとは、豚バラ肉、発酵させたガンギエイ、キムチを3段重ねて食べる高級料理。
(でも発酵エイのアンモニア臭がキツくて、私は絶対食べられない)
5薬缶目でカンジャンケジャン(カニの醤油漬)&ご飯が出ました。
初めて全州を訪れた2009年4月には1薬缶12,000ウォンだったマッコリも、最近の韓国
での諸物価高騰の煽りを受けてか、現在は生の米マッコリが1薬缶17,000ウォン
(2薬缶目からは15,000ウォン)、小麦粉マッコリが1薬缶15,000ウォンという店が多いようです。
それでも、2リットルのマッコリにテーブルいっぱいのつまみが付いて1,200円程度
(2011年7月現在)なんて、安すぎる
バラエティに富んだつまみを楽しむためには、マッコリを沢山飲まなくちゃいけないから、
なるべく大勢で訪れた方がいいかもしれませんね。
私はまだ三川洞、西新洞、麟後洞しか行ったことがありませんが、7つのマッコリコルモク
のつまみを比較するのも楽しそうですね。
注)現在韓国では諸物価高騰のため、飲食店の食事代が値上げ傾向にあります。
実際の価格がここに掲載した価格と異なる場合がありますので、ご了承願います。
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