山口 綾子 オーディオブック⑨ | EVIL+

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予約していた 女流怪談師 山口綾子さんの
オーディオブックCD 怪談語り
『イビツナリ(歪形)9 ~砺茶(とのちゃ)の夜~』
が届きました♪

今回も、寝る前に聞こう~。(^_-)-☆



内容紹介
『おつやのよる』(5分)
二人姉妹のAちゃんは、お母さんとお姉さんと三人で暮らしていました。お母さんは仕事で忙しく、いつも家にいませんでした。そんなとき、妹である自分の面倒を見てくれていたのが唯一の兄弟、お姉さんでした――。どこにでもありそうな光景の裏に潜んでいたのは、誰もが気づかなかった心の闇だった。いつもの怪談語りとは一味違う戦慄をあなたに…。

『○手の呪い』(24分)
千賀子さんが通っていた小学校の通学路には、一軒の古ぼけた民家があった。廃墟と化したその民家に、放課後、侵入を試みることにした千賀子さんたち女子四人。一人遅れて民家に到着した千賀子さんは、友人の一人が民家の前で蹲っているのを見つけた。理由を聞くと、残りの二人は民家の中で"あるゲーム"をしたことが原因で、先に帰ってしまったのだと言う。子どもが何気なく始めたゲームがもたらした、恐ろしい結末とは…。

『走ったり、止まったり』(12分)
あるアパートに引っ越してきたSさんは、忙しい毎日を過ごしていた。そんな中、天井の向こうから聞こえてくる"ある音"に、毎晩悩み続ける。その音は、止まったかと思えばまた長く続けて聞こえたり、不規則な動きを想像させた。ある晩、遂にその音に耐えられなくなったSさんは、音の正体を確かめようと天井にある点検口の蓋を開けてみたのだが…。不穏に奏でられたメロディーが伝えていた、身の毛もよだつ恐怖のメッセージとは。

『怖話』(12分)
噂に聞いた怪談話を、実際に体験してしまった女性の話。怖い話が好きな彼女は、SNSを通じてあるオフ会に参加することにした。百物語を語り合うその会に遅れて到着した彼女だが、なぜか室内は真っ暗で、語り合う人の声だけが聞こえてくる。火を灯せない事情を知った彼女は、暗闇の中、自分が話す順番を待っていたのだが…。当事者となった彼女が目にしたのは、噂のさらに上をいく恐ろしい光景だった。

『珍スポット』(20分)
大学で、『珍スポット同好会』に入会した咲ちゃんという女性の話。その同好会では、珍スポットを訪れた後に"報告会"と称し、会員の学生同士で飲み会を開くのが恒例だったという。その日の報告会は、同好会の会長である男子学生の家で行われた。会長には、ユキコさんという彼女がいるらしい。皆が寝静まった夜、会長宅で一人目を覚ました咲ちゃんだったが…。珍スポットがもたらした、想像を絶する恐怖の事実が彼女を襲う。

『入院』(12分)
語り手山口が入院したときの実体験。とある病に犯された私は、ある日、声を発することが出来なくなった。辛うじて病院までたどり着いたのも束の間、その日の内に入院することに。病院では、一日に数回、看護師さんに点滴を取り換えてもらう日々を過ごしていた。ある晩、いつものように点滴を取り換えてもらう時間がきて――。夜の病院で体験した、悪夢のような入院記録。

『喫煙所』(11分)
都心で働くサラリーマンの小林裕二は、仕事に追われて目まぐるしく過ぎる日々に嫌気がさしていた。そんな中、彼の唯一の楽しみといえば、タバコを吸うことだった。ある夜、職場に一人残って残業をしていた小林は、一服しようと喫煙所に入った。喫煙所の壁には、以前から茶色いシミがあった。しかし、その日は、そのシミがなぜかいつもより大きく見えるような気がした――。語り手山口初の短編小説を本人が朗読する。