この映画の
公開日を調べてみたら
2005年の春でした。
その頃は
2001年に産まれた長男の
子育てで
悩みに悩んでいる頃なのに
何故か
私は夫とこの映画を
観に行きました。
きっと
久々に夫と出かける事ができて
「何か映画観たいなー、
あ、アカデミー賞取ったこの作品
観てみたかったんだー」
なんて、浮かれて観たと思います。
、、
映画に関して私は
ほんとにリサーチ全く無しで観ます。
変な先入観とか色眼鏡を
自分でつけてしまいそうだからです。
しかし、
この時ばかりは大後悔もいい所でした。
先日書いた記事で
友人と観た映画の選択を誤ったという
どころではなく
もう、帰り道は
2人で
「そうくるか、、、ラスト。
え、あり得ないよね、、」
あまり人に自分の
映画の感想を言ったりしたくないから
感想をここで書いて満足しているし、
一人でなるべく観に行きます。
でもあの時ばかりは
心の声がダダ漏れしすぎて
リアルに発言していました。
クリントイーストウッドの監督作品は
やはりどことなく一筋縄ではいかない
重さとか暗さ、本来隠したい人間の本質、
なんかを炙り出したいのかな、、と
思わされます。
人間は
他の動物とは違い
忖度とか、見栄とか、体裁とか
遠慮、虚勢、、
取り繕う場面が沢山ありますが
彼は
人間追い詰められた時に
人はどんな表情になるのか
どんな行動にでるのか。
ご自身も名優だからこそ
映画の世界での魅せ方を
熟知しているように思いました。
できれば
どっぷり、沈み込みたい時に
観たかったなぁ、、