チームワークの悩みごと | 認知症グループホーム管理者の独り言

認知症グループホーム管理者の独り言

自宅で認知症の母を10年間介護し、昨年看取りました。
プロとしては、介護の世界に飛び込んで13年が経過。
グループホームに転職10年目。
管理者としては7年目に突入!
転職検討中〜

それなりに人手はあったのだが、

急な要件で福祉事務所に行くことになり外出。

そして、何故か書類も山になっていたので、ほぼ一日中管理者としての仕事。

パートさんにも一時間残業をしてもらいました。

嫌がらずに引き受けてくれるので助かります。

 

午前中に、別のパートさん(新人)が事務所に来ました。

なんとなく嫌な予感…。

「○○さんにキツく、あれこれ言われて、もう嫌になっちゃった…。」

 

やはり…その件でござるか。

 

今までも手をこまねいていたわけでは、もちろんない。

他のスタッフさんからも報告は来ていて、

「目上の職員さんにもタメ口なのが、すごく気になる。」

「利用者さんに対して、口調や言い方がキツすぎる。」

「挨拶もできないのかよ!」

「食事作りは全くできない、通所の送迎もできない、爪切りもできない。

それなのに、自分のことは棚に上げて…ナンチャラカンチャラ。」

「助け合おうって精神がないのかよ?」

異口同音にみんな言ってくるのだ。

 

とりあえず態度が悪いのは確かなことである。

直接、本人に言ってみた。

「チームワークを大事にして欲しい。

誰でも得手不得手あるし、お互いに助け合いながら仕事がしたい。

せめて、朝は笑顔で『おはようございます』って挨拶だけはして欲しい。」

 

驚いた。

 

いきなり大声あげて泣き始めた・゜・(ノД`)・゜・

 

「だって…、だって…、うわぁ~~~~ん!」

 

 

翌日、みんなが異口同音に、

「あの人に何言ったの?」

と訊いてきた。

 

「三郎さんに大目玉喰らって、泣かされたって言ってたよ。」

「こっぴどく怒られて怖かったってさ。」

「ドヤしつけられた~って、片っ端から言いふらしてたよ。」

 

やれやれ…、なのだ。

それが、彼女にとっての防衛機制だとは思うのだが、それにしても…である。

 

別に、「人格を変えろ」とか、「生き方や価値観を変えろ」って言ってるわけじゃない。

「職業人として、チームの一員として、行動を変えて欲しい」と、言っているんですよ。

 

パートさんの場合、毎年4月に契約を結びなおす更新制です。

まぁ…、来年度は契約は結ばないだろうなぁ、多分。

他所の事業所はどうだか知らないが、

『仲間を大切にできない人の居場所はない』というのが俺の方針である。

 

蛇足だが

「俺のことを『施設長』と呼ぶヤツにも居場所はないw」というのが俺の方針である。