ひと詩庵 -3ページ目
いつぞやの月影は
それは優しい微笑みでした
冬の空を優しく照らし出す
白いかんばせは
見上げる者みなほっこりさせる
寒い厳しさ忘れるかいなで抱きしめ
夜の一幕を飾るのでした
疲れた心に新風吹き込み
思わず微笑みながら
僕は自分のペースで歩くのでした
明日へ向かって歩くのでした
朝もはよからお天道様が
お山を登ってやってきた
この谷間の小さな町にも
笑顔を見せにやってきた
光のかいなはやさしくて
小春日和を運んでくれた
ほんのりポカポカいい気持ち
遠い街で君もこのぬくもりに
ゆったり浸っているだろうか
彼の地の君の笑顔思い浮かべ
生かされることの心地良さに
生きていてよかったなぁって
ほほえんでいる自分に気づき
過去の過ちが許せる気がして
生きてる幸せ味わい尽くした
光のかいなに触れられて、
はっと我に帰りました。
今日も自分は頑張ったと、
自分に認めてあげていいのだと。
頑張った代償が疲れと思い、
いじける必要は無いのだと。
見上げると寒空の中、
凛として美しいお月様が輝いて。
体がほぐれて引き締まる気がして、
ありがとうと呟きました。
足が軽くなった気がして、
家路と急ぐのでした。
冷たい風に負けない笑顔
三々五々と空を見上げ
今ここに生きて
命の焔を輝かせているのでした
誰に褒められなくても
認められなくても
ただ、ただここにあると
生きる喜びをもって
美しい光を放っているのでした
そのひたむきさに微笑むと
風になびいて笑うのでした
ああ、生きているって素晴らしい
夜の帳が落ちるよと
あわてんぼうさんが
血相変えて飛び出した
夕焼け見たさに
見上げた先には
心配顔のお月様
そっか、みんなの道筋
照らしてくれるんだ
嬉しくて胸を張る
いつもの道も僕の人生
明日に繋がっているんだ
ゆっくり歩いていこう
振り向きざまに
見上げると
物陰から覗く
月影ひとつ
ひと足早くに
目が覚めて
気になる方を
確かめてるの?
可愛い空のまろうどに
思わずエールを
贈るのでした

