(画像はネットから)
高齢のお客様と話をしていた時…ひょんなことからこんなお話を伺いました。
「主人の弟はね、医者なのよ😊主人は定年まで普通の会社員でしたけど…良くね友人、知人いろんな人に『凄いわね弟さん、とか、弟さんの方が賢かったのね、とか…まあね、私はこの人(旦那さん)の良さがわかってるからなんとも思わなかったけれどね😊みんなは主人のことを知らないから、しょうがないんだけどね…よく、弟よりも下に見られることがあったのよ
主人がいなかったら、弟は医者にはなれなかった…父親が早くに亡くなってすぐにウチの主人は働いて、自分のことは後回しで弟の学費を工面したの。弟がなりたがってる医者にならせたいとそれはもう一生懸命でね。弟が医者になった時には誰よりも喜んだのよ。だから、周りの人がいつも弟だけが優秀みたいなことを言うけれど、私にっとては主人もぜんぜん劣ってないと思ってきたのよ。世の中の人は職業や学歴で立派かどうか決めちゃうけど、世の中にはウチの主人のような「縁の下の力持ち」もいるってこと。昔はいつも弟と比べられて低く見られる主人が不憫に思えてたけれど、歳をとってきた今はどんな学歴よりも肩書きよりも立派な縁の下の力持ちだと思っているの…
と、ちょっと誇らしげにお話されるお客様でした…
縁の下の力持ち…私にも目に見える形で助けてくださっている方もたくさんいらっしゃるし、見えない形で力をいただいているところたくさんあると思いながらお話を聞かせていただきました。
端折って記事にしましたので伝わりにくいかもしれませんが、自分一人で生きている人はいない…そう思わせていただくお話でした😊