某フリマサイトで古い電車の模型が売りに出ていました。薄暗い写真で2扉中型の電車はOゲージ、スケール物っぽい3扉の電車はHOだと思ってましたが届いたら4両共にOゲージ、それも24ミリ軌間台車に履き替えたOJゲージでした。
スケール物は国鉄モハ60とサハ57。
どちらもノーシル、ノーヘッダーと呼ばれる1939年製造の半流線型全溶接車体。
新製後中央線に入線しました。
一箇所窓桟に欠損が有りますが経年の割には程度は良い方でしょう。
車体は恐らく桐板に工作用紙の外板を貼ったもの。屋根と床板も木製。
乗務員ドア横の実車なら検査年月日を記入する位置に30.4の表記。模型は昭和30年4月製作か。
車体にはモハ60027の番号と三等表記。
ガーランド式ベンチレーターに木製ドア。
台車はボールベアリング軸受のDT12タイプ。
動力は台車内に缶モーターを内臓。
元々インサイドギア&32ミリ軌間台車だった物を後年交換した様子。
パンタグラフは当時多かったスイッチで上昇するタイプ。
何気に保護棒の入った埋め込み式前照灯は戦前スタイル。
サハ57もモハ60に準じた構造。
台車は平軸受のTR23タイプ。
奥から
OJゲージ 1/45
HOゲージ 1/80 kato
Nゲージ 1/150 kato
まさかOJでモハ60が手に入るとは。
手慣れた工作のOゲージ自作車体。
もしやコレは...
サンハウス、「にわか〜雨」。