レストア中のモハ50&クハ65。
昨日黄色を吹き一晩置きマスキング。
黄色と茶色のツートン!これは1960年まで採用されていた西武鉄道の旧塗装です。
元々1940年幻の東京オリンピックに合わせ当時の鉄道省が東京の国電に採用すべく試験塗装したものがベースと思われます。
戦後急増した乗客に対応すべく西武鉄道は国鉄から戦災で焼失、破損、故障した電車を大量購入。
併せて鉄道省時代にモハ50&クハ65の製造を手掛けた退職者を呼び寄せ復旧にあたります。
恐らくその中にオリンピック試験塗装に関わった職員が居たのではと...
西武ではモハ50&クハ65をほぼ原形で復旧。
木製ドアも当初はそのまま使用。後にプレスドアに交換しました。
ほぼ鉄道模型社モハ50&クハ65製品のままで行けます。
木製ドアは車体の塗り分け位置に合わせず、裏板?に合わせているのにご注目。
妻面も同様。
前面手摺は茶色。マスキングに手間が掛かりました。
あとはパンタを載せ窓ガラスを入れ、下回りを整備して...
この塗装は新潟県に有った蒲原鉄道に似ています。蒲原鉄道は西武鉄道の中古車両を購入しているのでその関係かも知れません。
当時深夜残業が続き疲れ切ったアタマに美しく歪んだギターが沁み心地良く。
Slowdive 1991年、「Primal」。