舟形町のイベントには多種多様のクルマが参加していました。最近のイベントには何処へ行っても同じクルマばかりでツマラナく、参加するとガッカリします。
さて流石に経済的に潤い文化的民度の高い地域のクルマ趣味はレベルが違います。
秋田ではこの手のクルマを持つセンスのお金持ちは居ません。
クルマを一目見て車名だけはアタマに直ぐ出てきたのは自分でも驚きました。
その名は「ライレー」。
1952年生産のRMF、2.5L。
イギリス自動車産業が最盛期を迎えた頃のセダン。勿論自走での参加です。



流麗なスタイルとマッチしたツートンの塗装。

当時イギリスではアッパーミドルクラスのセダンと聞きます。

昨日掲載した同年代のダットサン210と比べればその良し悪しは別として技術や文化の差は歴然としています。



ダットサン210のベースとなった110が当時工業デザインコンクールで毎日新聞賞を受賞しその理由が「日本の貧乏を肯定的に捉えた健康的デザイン」であったことを思い出しました。

そんなクルマ達を同時に見る、そして感じる機会なんて残念ながら北東北では滅多に有りません。



当時の国力や経済力、技術力を客観的に見る、そして現代と比較することは面白く感じます。

まあ多くの人々は「シャコタンのハコスカ、Z、クレスタかっけー」なのでしょうけど。



英国と言ったらジョイディビジョン。

1978年、グラナダTVに出演した時の演奏。

「Shadowplay」