バンコク在住のママソムリエールです
少し前に書いたブログの記事で、冷蔵庫に保管しているそろそろ飲み頃と思われる赤ワインの話しをチラッと書きましたが(その時のブログはこちら!→ワインの保存の仕方)、
ついに飲みました!もちろん夫が!!
私は授乳中
このワイン、夫の職場のタイ人の方が旅行土産で下さったのですが、なんとギリシャ産!
ワインと言えば、フランス、イタリアなどがまず浮かんでくると思いますが、ギリシャもかなり歴史のあるワイン産地なんですよ
ただ、生産本数もワイナリーの数も少なく、日本や世界で見ても、あまり市場には出回っていないと思います
私も東京都内のギリシャ料理屋さんでギリシャワインを飲んだ経験がありますが、普段はめったに見ないですよね!
そんなギリシャワインはもともと、けっこうクセのあるものが多く、ワインの歴史はあれど、今の世の中で万人受けして楽しまれるワインではありませんでした。
ひねた感じ、なのです。
ボディーが軽く、焦がしたフルーツのニュアンスが強く出ているイメージがありました。
でも今回のワインは、確かに焦がしたフルーツの香りはすこーししましたが、ボディーがしっかりしていて芯があり、バランスがとても良かったです
香りだけ嗅いだの。
今の世の中で人気のあるスタイルで、おそらく作り手もそれを狙ってここまで作り上げたのだろうと感じました
歴史のあるワイン産地では、古くからの伝統的なスタイルと、今の世の中に好まれるスタイルと、両方が存在することが良くあります。
どちらが正解と言う訳ではなく、これは作り手の想いで片方に寄っていいと思うし、飲み手も自分の好みで選べばいい。
ギリシャの場合、今の世の中狙いのワインを作るには、挑戦と投資が必要だと思われるので、その逆境の中でこれだけバランスの良い今どきのワインを作り上げたことに、固い言い方だけど、「敬意」を感じました
私は妊娠中は生むまで味覚&香り障害があったんですが、産後はもうすっかりなくなり、味覚も香りも正常、ワインを飲みたくて仕方ありません
でも、私は母乳育児するし、いずれ断乳するまでワインは飲まないと決めているの
私のこだわりですね。
喉から手が出そうなくらい飲みたい私の隣で、「美味しいね〜」と超ど素人な感想を言う夫。
夫「なんのブドウ?」
↑ブドウの種類を知らないくせに必ず聞いてくる
私「クシノマヴロ主体」
夫「」
私「魚の種類じゃないよ!」
そう、このブドウ品種、日本語で魚の名前みたいですよね(笑)
まんとかマグロみたいな
夫を妬みながらも、香りだけでも嗅いで分析できたことに、ちょっと満足する私なのでした