私とキャリア | ママソムリエールのバンコク滞在記

ママソムリエールのバンコク滞在記

天職のソムリエールとして長年勤務、途中育休&復職を経てキャリアアップに邁進。そこで夫のバンコク赴任により退職し駐妻へ。駐妻のキャリアの模索や、母としてソムリエールとしてバンコク生活を意味のあるものにしたいと奮闘する日々を綴ります。

こんにちは!

バンコク在住のママソムリエールですウインク

先日のブログで「息子が泣いている理由の見当がつく」と書きましたが、昨日は理由もわからず3時間以上泣き続け、あたふたしましたえーん泣き声はだんだん激しくなっていくし、泣きすぎで声は枯れて震えてかわいそうな状態にガーン

いろいろ試した結果、オムツかぶれで痛いんだろう、と塗り薬を塗ってあげると、やっと落ち着いて寝たのでしたぼけー

子育てをあなどってはいけませんね。二人目だからと慣れた気でいると、痛い目にあいます滝汗


さてさて、最近は出産関連の内容が多かったので、ここで私が日本で仕事をしていたときのキャリアについて振り返ってみたいと思います。

何度か書いていますが、私はバンコクに引っ越してくるまでは、日本でワインショップでワインの販売をしていました。

27歳で留学先のフランスから戻ってきてから運良くワインショップに採用してもらった訳ですが、それ以前は中堅商社の一般職兼取締役秘書。まーったく違う業務で販売経験もなかったので、ワインショップでの働き始めは戸惑うことばかり。

それまでの私は、当たり障りのない物腰で人と接し、「天然だね」と言われることもしばしば。自分も天然でいることで、人との摩擦もなくきたので、それが当たり前でした。

ところが、販売·接客は勘が良く、器用に物事を進めないとお客様に迷惑がかかるんですよね。そしてある程度スピード感のある動きが必要で、その動きがお客様からの信頼に繋がったりする。

入社当時はわからないことだらけで戸惑い、急いで仕事するとミスをする、お客様の様子から空気を読むことができない。。。

職場で『仕事のできない人』のレッテルを貼られた時期もありました。

精神的にもきつかったのですが、どうしても辞められなかった。それは、ワインが好きで、何とか生産者側とお客様を繋げる橋渡しがしたかったから。

ただがむしゃらにワインを勉強して、いろんなワインを飲んで、来てくれたお客様を覚えて、お客様の笑顔を見たくて日々働いていました。

入社3年目くらいの頃、上司が変わり、その上司がある日「管理職目指さないか?」と私に言ってきました。

??真顔

「仕事のできない人」を自覚していた私は、上司の言葉が理解できず。でも上司はことあるごとに管理職を勧めてきました。

いやいや、私はそれまで責任あるポジションに立ったことがなく、男女平等の立場の職場にやっと慣れたところで、さらに管理職なんて、職場の人たちをどう管理すればいいのか?荷が重すぎ!と正直思いましたゲロー

でも、上司は本気で私に勧めてくれていて、日に日に「挑戦してみようかな?」という気持ちに。上司が私に期待してくれているのもうれしかった。

そして、「私、やってみます!」と宣言おーっ!

とはいえ、「管理職を目指す」わけで、すぐ管理職になる訳ではないあせる管理職の仕事、判断力、心得を上司の元で学ぶ日々。

ちょっと体育会系の上司だったので、「店の開店から閉店までずっと働いていると、仕事の全体がわかる」と言われれば、開店から終電まで毎日仕事をし、「スタッフに指導をしたいことがあればちゃんと本人に伝えるべき」と言われれば、その通り私が思ったことをちゃんと伝えて指導するようにしました。

そうして半年ほど過ぎたところで、ついに管理職(と言っても主任)になったのです。

役職が付くとまたさらに責任を感じ、気がついたらビシバシ職場を管理するように。

予算管理、売上管理、フェアやイベントの管理、店の運営、スタッフの管理。

やること盛りだくさんで一つ一つ慣れてないので必死にこなす日々。

店やお客様のためなら、上司やその上のマネージャーにだってはっきり意見を言うようになってましたムキー

仕事の責任に正面から立ち向かっていくことのやりがい。

これに私はハマりました。いわゆるバリバリ働くことが大変だけど楽しい。

でも、100%満足をしていた訳じゃありません。職場での指導が、かなり厳しいところもありました。私の仕事のやり方も、容量が良かった訳ではありません。

さらに、妊娠&出産を経て時短勤務になった私は、関東近郊のワインショップで管理職で時短勤務で働く女性社員として、人事部から「女性が活躍できる職場を目指す」プロジェクトの一人として声をかけられ、自分の葛藤と経験をもとに意見を出したりしていました。

仕事のやりがい、仕事への向上心、女性活躍へのモデルケースを作る使命。

ストレスは半端なかったのですが、私が求められている場がそこにはあったんですね。

夫の赴任についていくことに納得して仕事を辞めた私。

でも、仕事においてやりきった感がないので、「やっぱり仕事したい!!」って思うことがちょくちょくあるんですよねショボーン

かといって、またバリバリ働くのが良いのか?

うーん、仕事内容はバリバリでも、家族との時間は大切にする、そんな働き方を見つけられるといいですよねニヤリ

バンコクでの生活は、良くも悪くも私の仕事のキャリアをリセットできるとき。今後のキャリアについて、よく考えて進んでいきたいと思っていますウインク