上野で、ムンクさんの「叫び」などを観る | 巡礼者のブログ

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ヘルパーさんの日。施設のカレーの日。友人とムンク展と演奏会の日。ハード。

ムンク展はいろいろあるけど、トリの「叫び」の額が、作品に合ってない。個人的にはかなりの違和感。何であんな額に?と思ってしまうのだが、そうなのだから仕方ない。

ムンク展で、いちばん良かったのは、お金さん払わないでも、入れる所の動画が良かった。死を意識してるムンクの作品が、動画になっていて、多分、PCで作ったものだと思うが、これが傑作。千六百円払わなくても、この動画はオススメ。傑作。

この動画を観ると、ムンクさんだと、タナトス、と思ってしまうかもしれないが、これはエロスだね。ムンクさんの作品から、「ムンクさんは、あんなだけど、エロスあるんじゃない?」という作品。この動画はオススメ。東京都美術館である。あと十日位で終わる。お客さんも一杯。うーん、ムンクさん、人気あるなー、と、西洋美術館で見た時も一杯だったが、どんな気持ちで、お客さんはムンクしているのだろうか?あ〜るの様に「ムンクです〜」といって来ているんではないと思うが、確かに、ムンクです〜は、あれを観ると分かる気がする。

でも、「叫び」よりも、その隣にある作品の方が、ムンクさんの孤独を、ふつーに、表している様に思ったりする。最近で言うと、叫び、の方が、キャラが立ってる、という事なのかもしれない。

前に、西洋美術館の方で、ムンクさんを何度か見たのだが、今回は版画の類いが多い、という感じ。あとは、晩年の、社会復帰?してる作品と、初恋の作品がないので、叫び、はあるが、かなり前の西洋美術館の方が、企画としても、ムンクさんを理解するにも、勝っていると思う。叫び、周辺、あるいは、その画風の作品はあったし、叫び、はなくとも、ムンクさんの世界、あるいは、その人となり、と、歴史を表現している、という点では、前の西洋美術館の企画展の方が優れていると思う。

だが、入館する前の、多分、PCで加工した動画は、今回の方が優れている。あれは、ムンクさんというと、タナトスの世界の様に思われてしまうかもしれないが、その動画は、ムンクさんの「エロス」が表現されたものであると思うし、誰が加工したのかは知らないが、どう観ても、傑作である。上野に行くなら、お金さん払って、ムンク展に行かなくても、入り口に少し入れば、その動画さんがあって、世間?とは違う、ムンクさんの在り方を体験できるので、これはオススメ。因みに、普通に入ると、大人で千六百円である。

まあ、それを体験して、その後の事も、てんこ盛り?なのだが、とりあえず、ムンクさんの展覧会が、そろそろ終わるので、印象を書いてみた。

それにしても、どうして、「叫び」は、あんなに作品に合っていない額さんなのか?作品の価値も下げている様な額なので、そういう意味での恐ろしさもあるなー、と、実感したのである。

上野という事で、友人と、中田商店も寄ったが、ムンク迷彩?みたいなジャケットがあると、ブームになるかもしれない。

因みに、ガキの頃は、テレビで、天皇陛下の宮中晩餐会とかやっていたものであるが、その席の壁の壁画は、ムンクさんの、叫び、の空?の方の絵柄さんが似ているのである。何故だか知らないが。

そんな訳で、やっぱりムンクさんは、謎の人、という話である。

いろんな意味で、「ムンクごっこ」はありそうなのだが、多分、子供は、ムンクごっこを発明すると思う。

ムンクだからムンク、というのは、寿五郎ショーだったのかも知れないが。やっぱり、現物のムンクさんを観ると、いろいろ考えてしまうのである。

上野に、ムンクさんの動画は、オススメである。。