ソリストさんは、右手はなかなかなのだが、左手の音程とそれに関わるヴィヴラートのかけ方が今ひとつ。それでも、熱演であった。
一曲目のテンポからすると、メインのジュピターは、それより少し早めのテンポになるかと思ったが、むしろ重心を落とした感じで、それでも立派なリズム感。いい演奏会だったと思う。アンコールが、ホルベルクだったが、終わっていない感じで終わるのは不思議な感じ。それにしても、広上さんの指揮は、天才的だし、似ているのは、最近聴いた、ロジェストベンスキーだと思う。ロジェストベンスキーは、もう、高齢で、聴けないと思う。
で、新宿に戻って、先輩とはいつものうどん屋さん、と思ったら、何故か休みだった。初めて、このお店のシャッターが閉まっているのを見る。
で、焼き鳥屋さんになったのだが、マスターのお店と違い、上品な感じの焼き鳥屋さん。焼き鳥の懐石?みたいな味で、これもまた一興。
先輩は、将棋は指せないのだが、終始、藤井さんの中継を気にしていた。でも、素人のオレの直感からすると、佐々木さん良し、で、これは、連勝記録は止まるな、という局面。
帰ってから、続きを観たが、やはり形勢にかなりの差があり、佐々木さんの勝ち。こうなったら、佐々木さんに、竜王戦に挑戦してもらいたい。
朝までの残金は四十一円。なるほど、ジュピターの演奏会なのだな、と、感心する。
四十一円といい、藤井さんとうとう負けた、ということもあり、お金さんが入る明日で、いろいろやり直しだな、と、気を引き締める。
藤井さんは残念だったけど、これまでが奇跡だし、また、格が違う将棋を魅せてくれるだろうと期待している。
きょうは、生き残れただけではなく、先輩のおかげで、大事な演奏会にも行けたし、お酒さんもご馳走になって、また明日から頑張る。