やはりレアルは復活してなかった。

レアル対バジャドリーの試合は1-1のドローゲーム。この試合を分析したい。

前半からホームのレアルが押し込む展開に対して4-4のブロックをかなり低い位置に敷いて守るバジャドリー。

レアルはミドルシュートやクロスからのヘディングでゴールを狙うがミドルシュートは枠をとらえられずヘディングは力がない。これだけ聞けば「運がなかった」で終わりそうだがそれでは面白くない。何故枠に飛ばなかったのか?何故ヘディングに力がなかったのか?はあとで考察する。

後半も途中からベイルを左にヴィニシウスを右に配置してクロスを狙った。しかしゴールにはまだ遠い。そんな中DFラインからベンゼマに斜めのボールが入る。狙い通りかミスかはわからないがそれが功を奏してベンゼマにとってはフリーといえる(他のCFではフリーとは言えないかもしれない)空間が生まれハーフボレーでゴールネットを揺らした。これがヘディングに力がなかった理由のひとつになるわけだがゴールの時間帯はまさしくジダンマドリーの復活を感じさせた。

しかし、後方でのボール回しからボールを奪われて同点ゴールを決められる、実にレアルらしくないことになった。

では何故ミドルシュートは枠をとらえられずに終わったのか?
それはバジャドリーのブロックの配置がエリア内のスペースをすべて埋めていたからだろう。技術の高いマドリーの選手はシュートコースをブロックで消している相手に当てることなく狙ってしまうことで枠から見事に外れてしまった。
次にヘディングだがベンゼマが答えを出している。ベンゼマは相手との空間を作りだしゴールを決めた。一方クロスからのヘディングはすべて空間を埋めたバジャドリーの選手にマークをつかれたまま、または走り込んだ位置に配置されたDFと競り合うことで放たれていた。この少しの空間がゴールに繋がるかどうかの別れ道だった。

例えばユベントスのロナウド(レアルの低迷のきっかけだが)がヘディングするシーンを思い浮かべるとフリーで飛ぶシーンが多い、もちろんヘディングでの競り合いは強いしマークにつかれていても決めることはあるがそこの駆け引きは宇宙規模なのだ。その駆け引きはベイルにはない、ベンゼマはロナウドを助ける役割だった、イスコはヘディングができないとなればクロスをあげる戦術は難しかったのであろう。

このままではマドリーの復活はまだまだ遠い、かもしれない。