入院25日目で、術後19日目。






退院が延期になったことで

いつまで入院が続くのだろうかと

先が見えない不安を感じるようになる。






先週末に差し入れてもらったDVDは

ひと通り観終わってしまった。


持参してきた編み物用の毛糸も

使い切ってしまう。


病院にはWi-Fiもなくて

時間潰しもそろそろ限界が近づいてきている。






テレビドラマでよくある

屋上や中庭の散歩ができたらいいのに。


気分転換したい…


さすがに外の空気が吸いたくなる。






今日は

夫が差し入れを届けてくれる日。


DVDと毛糸の追加

お菓子と日用品もお願いしていて

娘は楽しみに待っている。






今週もナースステーション前に来た父親と

長い廊下越しで遠目の再会。


娘の元気な姿を見せられた。


夫が病院の外へ出てからも

娘は駐車場が見える窓まで歩き

また手を振った。





早く一緒に帰れるといいな…






娘の担当医の先生は

時間ができると

病室まで様子を見に来てくれる。


朝だったり

昼だったり

夜だったり…


帰りがけに寄ってくれるのか

私服の時もある。






心臓血管外科の先生達は

相当な激務だと話には聞いているけれど

担当医の先生が

疲れた顔をしている姿を見たことがない。


いつも安定の穏やかさで余裕がある。


どんな時でも優しくて丁寧で

とても話しやすく信頼できる先生。


激務の中

娘に時間を割いてくれる先生には

本当に感謝しています。






その先生と退院後の話になった。


一般的には

退院から2週間は自宅療養期間なのだと。


ただ娘の場合は、元々の体力や

回復がゆっくりなことも関係しているのか

退院後1ヶ月くらいは

自宅でのんびりと過ごすのがいいかも、と。


その言葉に、娘は喜んだ。


担当医の先生から

自宅療養期間を1ヶ月と伝えられたことで

正当な理由で学校が休めると

学校嫌いな娘はニヤニヤが止まらない…