急遽決まった

心臓カテーテル検査。

 





カテーテル検査は

心臓血管外科の先生ではなく

循環器内科の先生が行うそうで

担当の先生が病室まで説明に来てくれた。


若いのに堂々としていて

無表情で笑わないクールな先生。






普段お世話になっている

心臓血管外科の担当医は

物腰が柔らかくて

穏やかでおしゃべりな先生だから

大きなギャップを感じる。






前回受けた心臓カテーテル検査は

小児循環器科の扱いで

鎮静剤で眠っている間に終わった。


今回は

大人の循環器内科が担当なので

基本的に鎮静剤は使用しないらしい。


カテーテルを刺す手首に

局所麻酔をするだけだそう。

 





恐怖心や痛みへの不安

造影剤の副作用も心配で

局所麻酔だけで耐えられるのか

心配になる娘と私。


先生からは、さらりと

『中学生の子も鎮静なしでやる検査だから

全然平気だよー』


どうしても不安ということなら

鎮静剤も使えるけどね、と。






いくつか検査に対する質問して

少し考えてから

渋々鎮静なしでの検査を承諾した娘。






不安な顔をしたままの娘に

先生は逃げ道を作ってくれた。


検査当日の朝に

もう一度顔を見に来てくれると。


その時に、やっぱり不安だったら

鎮静剤使用に変更するから教えて、と。


そう話すと

先生は颯爽と去っていった。






ポーカーフェイスで

厳しい先生なのかと思いきや

説明も丁寧で

質問にも納得するまで答えてくれて

娘が決断するまで

ゆっくりと考える時間をくれた。


笑わないだけで

心優しい先生だった。






カテーテル検査の前夜0時から絶食。


検査は午前中の3例目で

お昼近くになりそう…


検査の心配よりも

空腹地獄を考えると

憂鬱で仕方がないと言う娘。


少食で、一度に食べられる量が少なく

すぐにお腹が空いてしまう。


お腹が空きすぎると

気持ちが悪くなってしまうタイプ。


検査や手術前の絶食が本当に苦痛だと…