入院11日目で、術後5日目。






昨夜は、薬に頼る事なく

自然と眠ることができた。


日に日に顔色は良くなってきている。






気管挿管の影響で

飲み込みづらさがあるのか

飲み物はストローで少量づつしか飲めない。


利尿剤や血液をサラサラにする錠剤を

飲まなければいけないのだけど

薬が喉に引っかかりそうで怖い…

そう言い張る娘。


フェンタニルの副作用に苦しんだせいで

飲み薬の副作用にも敏感になってしまって

服薬をとても嫌がった。


どうにか飲ませようと

ベテラン看護師さん達が説得に来たけれど

最終的に娘を落としたのは

ほんわか雰囲気の若い看護師さん。


まるで幼稚園の先生のような

優しくて穏やかな看護師さんが

粘り強く寄り添ってくれたおかげで

錠剤が克服できました。


天使のような看護師さんに感謝です。






ひとつできることが増えると

どんどん次のステップへ。


出来るだけ起き上がっているように

と、何度も言われる。


横になってばかりいると

肺が広がらなくて

動けなくなってしまうらしい。


元々の体力がなくて

性格ものんびりで

焦ることを知らないタイプ。


早く退院したい気持ちもなくて

娘なりに頑張ってはいるけれど

看護師さん達が求めるレベルまでは達しない…


娘の回復スピードが

遅すぎるのかも知れないけれど

私だけは娘の味方でいようと

『あなたのペースで大丈夫!』

そう言ってしまった。






術後6日目にして

ようやく娘がスマホを触る。


その後、術後はじめてのテレビタイム。


無表情のままで、笑顔は無いけれど

少し元気が出てきたなと感じた。






それでも、微熱は続いていて

頭と脇にアイスノンを入れてもらい

室温も下げるのだけど、ずっと熱がっている。


院内のコンビニに毎日通うのだけど

冷えピタは品切れのまま…


土曜日なので

夫に頼んで買ってきてもらうことに…






冷えピタと一緒に

娘のリクエストのDVDも届けてもらった。


冷えピタを早速おでこに貼ると

気持ちが良いと声を出して喜ぶ。


DVDを観る元気も出てきたようで

早速選んでいる。


DVD鑑賞の後は

苦しそうにしながらも

おしゃべりをするようになった。


とても変化のあった1日。