入院3日目。






元々は、手術予定日だった日。


緊急手術が入り、娘の手術は

週明けに延期となった。


延期になったことで

着替えや飲み物が不足。


あってほしくはないけれど

再延期の可能性も考えて

今回は多めに荷物を届けることにした。


病院へも通い慣れ

往復3時間かかる距離も

全く苦痛に感じない。


窓越しに一瞬でも

娘の顔が見られるんじゃないかと思いながら

病院までのドライブを楽しんだ。






入院患者への荷物の受け渡しは

午後の限られた時間。


もちろんコロナ禍なので

病棟の中には入れず

ナースステーションに預けるだけ。


娘と直接会うことは出来ない…






幸い比較的低層階の病棟だったので

LINEで連絡を取り合って

私は建物の外から

娘は病室の窓越しに

お互いを確認することができた。


笑顔で手を振っている娘。


笑顔が見られて

どれだけ安心したか…


入院初日に娘を見送った時の表情とは

全く違っていた。


最後には、病室を出て廊下の窓からも

私に手を振ってくれた。


たった数分だったけれど

幸せを感じる時間だった。






入院3日目の娘は

エコー検査をしたぐらいで

のんびりと過ごしていたらしい。


ひたすらiPadで動画を観たり

マンガを読んでいるらしく

LINEを送っても返信は

少なかったり、ひとことだけだったり…