稲佐の浜





出雲大社から歩いて15分弱で着きます。

出雲市駅から出雲大社近くのバスターミナルで下車し「阿国の道」を稲佐の浜まで歩きました。

道の途中に出雲阿国(いずものおくに: 歌舞伎の創始者)のお墓や、神在祭の期間に全国の神々が神議をされる上宮などがあります。




 ↑   コチラの階段を上がると墓地があり、その一画に出雲阿国のお墓があります。


日御碕神社行き直行便のバスに乗ると稲佐の浜バス停までバスで行けます。

正門前バス停で降車すると「神迎の道」を通り稲佐の浜に行けます。すぐ近くに駐車場もあるので、車で来てる方も多いです。


稲佐の浜には、大きな岩「弁天島」があり、海を司る豊玉毘古命を祀る祠があります。

現在は岩の下まで行けますが、昔は島だったそうです。


以前はちらほら人が居る感じでしたが、観光客の方がたくさんいらっしゃいました。稲佐の浜の砂と素鵞社(出雲大社)の砂を交換するために来ている人多しです。


稲佐の浜では、神無月(出雲地方は神々が集まるので神在月と言われます)  旧暦の10月10日に、全国の八百万の神々をお迎えする 「神迎神事」が行われます。

私が参拝した平成28年の神在祭は11月9日〜11月16日までの期間でした。神迎祭の11月9日の稲佐の浜は、激寒でした。(≧∇≦)


いつもの如く、一人で参拝したのですが、他県から一人で来られている方に声をかけられ、一緒に見学する事になりました。


私は、わりとギリに行こうと思っていたのですが、その方は早めに行く様だったので、割子そば(わりごそば)を食べて、



17時過ぎには稲佐の浜に行きスタンバイしてました。おかげさまで、結構前の方にいたので、祭事がよく見えました。( ̄▽ ̄)

稲佐の浜に入る際、コチラの御幣?を頂きました。









夕刻7時、浜で御神火が焚かれます。盛り塩みたいな三角スイの立砂のまえで火が焚かれていました。



神職の方が祝詞を唱えたり神事が斎行され、神籬(ひもろぎ)が両側を絹垣で覆われ、神々の先導役となる龍蛇神の後に続き奏楽が奏でられながら、浜から出雲大社まで「神迎の道」を行列が進みます。行列の後ろに参拝者が続きます。

 ↓    コチラはポスターの画像です。


神事の撮影OKですが、フラッシュ撮影はしない様、再三アナウンスされてたのに、だいぶピカピカ光ってました。多分、デジカメのフラッシュ操作が分からない人のが光ってたと思うのですが。


神事が終了すると、浜にいた人達がゾロゾロと出雲大社に向かって歩き始めます。

私達は、前の人に続いて歩いていたら、なぜか阿国の道を歩いていて、神職の方々より先に神楽殿に着いてしまいました。すーごい大勢の人がいました。神職御一行の方々が神楽殿に入って行かれ神迎祭が執り行われますが、電車最終の時間的に私達は帰りました。ご一緒した方は、夜行バスで地元に帰って行かれました。


次の日も、神在祭の出雲大社に参拝しました。





八百万の神々が宿泊される十九社の扉が開かれていました。









いつもはこの様に、十九社の扉は閉じられています。



テント内に入り、龍蛇神を参拝したり。






神在祭は七日間ありますし、縁結大祭(事前に申込み要)の日は多いかもしれませんが、そんなに激混みではありませんでした。と言っても、私が神在祭に行ったのは10年位前なので、だいぶ変わっているかもしれません。


神在祭に出雲大社に集まった八百万(やおよろず)の神々が、万九千神社(まんくせんじんじゃ)に移動して、最後に直会(なおらい)という宴会をされるそうです。集まった神々を神等去出(からさで)祭という神事で、それぞれの地へと送り出すのだそうです。

私は参拝した事がありませんが、いつか参拝したい神社です。