LB-312 「お笑い男の星座2」
お勧めの本は、浅草キッドによる、“お笑い男の星座2”です。寺門ジモン、江頭2:50等、彼らが面白いと思っている芸能人数人にスポットを当て、その奇行、感動エピソードなどを綴った物ですが、単なる芸能人本とは一線を画しています。
文章のリズム感、躍動感は、読んでいて発汗してくるほどですし、信じられない様な爆笑エピソードは、人目を気にして笑いを抑える余裕を与えません。また節々に感じさせる人に対する愛情みたいなものには、人間としての彼らを好きにならずにはいられません。僕は、「面白いコメディアンが泣かせにかかったら一番怖い」と思っていたのですが、それが一つ確信に近づいた一冊です。
- お笑い男の星座/浅草キッド
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LB-311 「フランコ・コレッリ追悼メモリアルコンサート」
去る2004年11月22日に、あの偉大なるスピントテノールの巨人フランコ・コレッリ追悼メモリアルコンサートに行ってきました。出演者は、鋭利の様に鋭い金属的な響きを持つマルティヌッチと、日本人ながら(自分は微妙でしたが…)イタリア人の様な(?)響きを持つと噂されている米澤傑、そしてあのボニゾッリの愛弟子のグリザレスが急病になったため、急遽代わりにイタリアパドヴァ出身であり、あのベルゴンツィのセミナーを受けたサルタリンという物凄いリリックテナーが出演しました。絶対芯から声を離さずに出す高音域は、圧倒的でした。体格もプロレスラー並に太く、腹を揺らしてのビブラートは物凄く勉強になりました。また若手のサルタリンという歌手は、いずれ歴代の歌手に刻まれる事だと確信しました(この腐った時代に流されなければ…)。
- Icon: Franco Corelli/Mario Sereni
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LB-310 「日記の魔力」
人間の一生は<問いのレベル>で決まるといってもいい。だが、こうした問いはすぐに答えが出るものばかりではない。そんな時は答えが見つかるまで、問いを別の場所に保管しておくことが必要になる。その場所をわたしは<問いのプール>と呼んでいる。意識としての問いの保管場所だ。問い自体を忘れないこと。忘れずに何度も答えが出るまで繰り返し問いかけ続けることだ。→日本人である自分にとってホントの音楽って何だろう?自分は何者なんだろう、興味の先にどこに行くのか?どうやって生計を立てるetc・・・・???トースターから(ぴょん)とパンが飛びだすように答えを待つ。
多くの人は夜寝る前に、その日を振り返り日記を綴る。だが、わたしはあえて翌日の朝に書くようにしている。夜に日記を書くと、どうしても過去に焦点がいってしまうからだ。それに対し、一日のはじめに日記を書けば、昨日という日を踏まえたうえで、今日これからの人生をどう生きるかという視点が生まれる。過去に焦点を当てている限り、データーは単なるデーターのままで終わってしまう。未来を見つめるからこそ、過去のデーターが少しづつ積み重なることによって大きなパワーになる。
日記に感想を書かねばならないという観念は捨てる。自分の行動を客観的に観察すればよい。行動はその人の心に根ざしている。自分の行動が分かれば、自分が何者かも分かる。朝起きて、何を飲んで、なんと言う名前の喫茶店で何を頼んで・・・人は毎日劇的に生きている。内省、反省もあまり効果がない。忸怩(じくじ)たる思いに身をよじらせるよりも、具体的な計画を立てていく方が、はるかに効果が高い。
- 人生に成功をもたらす日記の魔術 (サンマーク文庫)/表 三郎
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LB-309 「羅生門」「酔いどれ天使」
<若かりし三船敏郎 ”過剰”という名の才能>
世界のクロサワ&ミフネが、ヨーロッパで認められたのは「羅生門」で最高傑作だと誰かに聞いたことがある。人間の卑劣さに鬼も逃げ出したという伝説の羅生門、芥川龍之介原作の、人間の奥深いエゴが描かれていて、最後にちょっぴり救いがあるシンプルな骨太映画。戦中・戦後を生きた人の死生観、人間を見つめる目の厳しさを感じずにはいられない。クロサワ&ミフネ第一弾の「酔いどれ天使」のヤクザ者の男ぶりもチェック!(劇中、若かりし笠置シズ子さんがキャバレーの歌手役で、♪ジャングル・ブギを歌います)。何とも彼の持つ暑苦しいまでの(過剰さ)は逸材、エクセレント。消しがたい田舎者さと粗野の感じ、がたいのよさ、男ぶりのよさ、こなれてよく通る声、はぐれ者の心にひそむ純情や可愛さの表現はピカイチで、彼そのままではないかと思わせる。
- 黒澤明監督 松竹作品 BOX <3枚組>
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LB-308 「ラテン系日本人で行こうよ」
(人生をデザインする48の方法 コシノジュンコ×中谷彰宏著)
「日本の感性の特殊なところは、すごく人間の五感重視のところです。目の感性があり、耳の感性もあります。お三味線には楽譜がありません。「あっ、うんっ」とお師匠さんの目を見てやるんです。でも、向こうは世界中に通用するようにマニュアルを作っている。日本の文化が世界的になれないのは、個人的な感性によって受け継がれるという側面が強いからです」世界的になれないからダメなのではない。世界中に理解してもらえるほど、単純な感性ではないということだ。「今は、こんな大量生産の時代でありながら、世界から日本の文化が注目されることになった。日本には最後に残された感性があるんです」マニュアルを作るのは、アングロサクソンだ。ラテンは違う。「ラテンは体で覚えます。だから、何も要らないんです。そこの国々のよさが全部吸収できるんです。日本の感性は何か。眼の感性です。それを今の人は、西洋やアメリカなど、外にあこがれて、眼の感性をなくしてしまいました。だから、繰り返しとか同じモノが欲しくなるんです。昔の本当のいい日本を忘れてしまっています。いい日本はたくさんあるんです。それを日本人は再発見ではなく、発見していかないとダメですね」
LB-307 夏木マリ
50代の夏木マリさんはとても美しい。しっかり自分というものを持って、シンプルに生きているのが分かる。ちょっとしたアクションを起こすと、チャンスはあちこちに落ちている。動かないで頭の中で夢を追っているだけだと、チャンスに気づかない。動くことで体が敏感になっているから見つけやすい。身体感覚がなければ、運がうまく回らない。どう生きたいかが明確になると、いらないものは全部そぎ落とせるようになる。自分のことが分かると、相手にも優しくなれるから、コミュニケーションもとれて物事がうまく回る。
- 81-1/夏木 マリ
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LB-306 イ・ビョンホン
韓流って、韓国流儀?流行ってこと?。「冬のソナタ」の後番組「美しき日々」のイ・ビョンホンが、日韓交流の大使として紅白歌合戦でスピーチをしていた。ひさびさに見るノーブルな美男子だ。時差もほんのわずかの、ご近所の国なのにハングル語の印象は、英語の3倍くらいキツイ。で胸の深いところの声なのも印象的だった。英語もハングルも(吐き出す)タイプの言語なのだが、英語がボールを放るときに描く(山の高いところ)でアクセント(抑揚)をつける言葉だとすれば、韓国語は(穴を掘るところ)でとっている、つかんでいる言葉のような気がする。
なわ飛びで言えば、英語はなわが頭上に上がったところにとる言葉で、ハングルはなわが足元にきたときに捉える言葉のような気がした。あんだけキツイ、主張を感じさせるのだから、おのずと思考回路や、感性も違ってくるだろう。韓国人にとっての美空ひばりや、宮本武蔵やらのヒーローってどんな人なんでしょうね?内蔵や筋肉の遺伝子も西洋ほどには、われわれと変わらないだろうに、この違いは何?ハングル語やりたい!って思った次第です。語学面白いのにな、英語とか、第二外国語とか、なんで学生時代ちゃんとやっておかなかったのでしょう・・・くすん(T_T)
LB-305 「天才の読み方」
斎藤孝著 (大和書房)
ふだん、あまりに読みやすい本というのは用心してかかっているのですが、斎藤孝さんの「人を教える」センスには天才的なものがあるなぁと感じました。フツーに優秀な先生が無意識にやっていることでも、きちんと意識、体系化されていて、表現されている。
☆人はただ何となく才能がある、多芸であるというのではなくて、自分自身の一貫したやり方―スタイルを持つことによって、燃えるような自分の存在感を感じることができます。そして自分に肯定的になれます。自分の生まれ持った体つき、生まれ持った脳の働き方のくせ、自分の好き嫌いの傾向といったものをすべて包み込んでトータルに、自分という存在、自分の人生を肯定できること―それがまさに人生を上手く生きるコツなのです。
☆宮沢賢治は、決して運動神経には恵まれていなかったが、「歩く」ということを技化していた。山登りを修行として意識していた。机の前で文字を書き連ねるのではなく、外に出て目や体に入ってくる感覚や風景をスケッチしていった。岩手山を岩手山として認識するのでなく、山そのものの存在に出会っていく。たとえば賢治は岩手山を前にして、その山のことを(古ぼけて黒くえぐるもの)(きたなくしろくよどむもの)と表現して、それが「山」だという先入観、一般的な概念にとらわれることがなかった。
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- 身体感覚を取り戻す―腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス)/斎藤 孝
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LB-304 「美しき日々」
「冬のソナタ」には乗り遅れたけど、いま後番組の「美しき日々」を見ている。TSUTAYAに行けば吹き替え版であればビデオレンタルできるのだけど、そうでなく家で11:00すぎに毎週オンエアを楽しみに見ている。主演のチェジウ可愛いし、リュ・シオンって二枚目スターが、日本の感覚だとルックス中肉中背のフツーなのに、すごくいい味出していて、紅白にも出た歌手志望の女の子役のエキセントリックで一途なのも移入できる。(この時間はTV見るゾ!)ってキッパリ決心して、TVに1時間むかうことって最近あまりないからか、見終わったときの、なんだかすがすがしいようなカタルシスは何だろう?冬ソナマニアと同質??山口百恵の「赤いシリーズ」に確かに似ている。場面展開のジェットコースターさがドラマらしいからか?美男・美女の甘い恋物語に女性が感情移入するのか?渡辺淳さんは、ヨンさま現象を、いい子で通したきたおばさま達の潜在的な性的願望だと、作家らしく可愛くない見方を述べてらした。(ドラマ)に作ってある気がします、なんかね。
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LB-303 「自分の中に毒を持て」
こーゆー本はピンとくるタイミングとそうでない時があり、中途半端にふれない方がよい場合も多々あり。さぁ~とはじめに読んだときは(失敗したかな?やっぱりネットで買ったらあかんわ)と思ったけど、意外や読み返したのだった、時期。(自分の言葉度)の純度が高く、感性からほとばしっている、真っ正直なところが、(芸術家)を感じさせた。一見すごく簡単に読み飛ばせてしまうのですが、噛みしめてみると奥が深いです。総理大臣がコメントしているのをTVで見て、(全然人間がひらいてこない)ってポロッと面白い。サラリーマンがみんな同じ顔に見えるって、そういや自分にもスーツを着た親父軍団をまだ見慣れていない二十歳くらいのとき、ゾッとした覚えがある。
- 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)/岡本 太郎
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今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社文庫)/岡本 太郎
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