前回の続きです。今回は試験当日のことについて書いていこうと思います。
受験のノウハウとまでは言いませんが、読んでくださった方の役に立てるようなことをかけたらなと思います。
普通二輪小型AT限定免許 一発試験受験記①普通二輪小型AT限定免許 一発試験受験記②普通二輪小型AT限定免許 一発試験受験記③一応私が受験した東三河運転免許センター用の小型二輪コースについて、道路交通法に基づいた進路変更や合図の位置などを記した、自作のコース図をアップロードしておきます
Aコース
Bコース
ご自身で制作されるのが一番良いと思いますけどね~ 試験場で貰える地図は車線などがお粗末なのでGoogleEarthや私のコース図などを参考に書き込むのがよいと思います。一応空のコース図は私も制作しましたが、試験場で貰ったものを編集したのでここに配布していいか微妙なためやめておきます。
ということで、7月下旬、試験当日になりました(?)
一応前日に下見には行きましたが8:50~9:30はコースを開放しているので当日も確認しました。見に来ている方は10名弱くらいいらっしゃったと思います。皆さん会釈くらいはしますが、私は数名に話しかけられましたw 外免切り替えの方が多く、ブラジル系(東海地方はブラジル人が多く住んでいます)外国人が多かった気がします。
試験車両は、NC750(大型)、CB400SF(中型)、AddressV125(小型AT)ですかね。
受付は21番窓口にて9:00~9:20の20分間で行われます。僅かな時間なので難易度が高いです(?) それまでに貸車料1450円を支払い、貸車チケットを購入しておかなければいけません。受付の時にコースが決まります。私はAコースでしたが、皆さんはバラバラのようでした。
9:50頃に管制塔(?)の前に集められて試験官から説明を受けます。大型1名、普通3名、小型AT10名(私以外は外免切り替え審査)だったと思います。簡単な質問の受け答えなどもしてくれました。一通り説明が終わり、10時過ぎから試験が開始しました。
まずはトップバッター、大型の方!
ゲルマン系の外国人の方で、めちゃくちゃ身長高かったです。スラロームはめちゃくちゃうまかったんですが...
なんと! 開始1分で赤の点滅信号ブッちぎって一発中止!!! 皆さん頭抱えてましたねw 言い忘れてましたが、時間短縮の為か二輪の試験では交差点の信号機は赤/黄の点滅信号になるようです。外国の方は点滅信号を知らない可能性ありますよね。最近減ってますし。
この日の大型は1名のみだったので次は中型です。
2人目は40代くらいの男性。うろ覚えですがコースを完走していたと思います。どうしても、何か印象に残ることがないと忘れてしまいますよね。受験してから8か月ほど経ってるので記憶がかなり曖昧です。
3人目は30代くらいの男性。課題走行は非常にお上手でしたが、急制動の試験で後輪タイヤをロックさせてズルズル言いながら規定距離をオーバー! 残念ながら一発中止です。相当強くブレーキ踏んだのでしょうね、転倒しなくて良かった...
4人目は20代くらいの男性。少しお話ししましたが韓国の方だったと思います。3回目の挑戦とのことで...
乗り慣れた手つきで発進、課題をこなしておられました。危なげなくコースを完走し、戻ってこられました。次は私の番ですが変わり際に頑張って!と声をかけて頂きました。
5人目、ついに私です。
(コースを知らなくても、読んでくださる方の知識になるような事を書けるよう、心がけます。)
自分で試験車両のAddressV125をスタート位置まで押していきます。4人目の方が講評を受けられている間に慣らし走行として1周走らせてくれます。
この間に急制動の課題を見越して、指示速度付近でのエンジンブレーキの効き具合や、ブレーキの効き具合、(ギアの入り具合)を試しておくといいと思います。どうせ試験官は見てないですからね。
一周走り終わり一旦降りて、管制塔(?)にいる試験官を見て発進の良しあしを探り、合図があれば乗車後、発進します。乗車から発進までは試験場での儀式を忘れずに。
発進後直ぐに障害物を避けます。ミラー→合図→目視が正規の手順ですが、最初の「ミラー」の部分は省いても二輪の場合はバレませんね(ゴミ)
この後、すぐに右折なのでそのまま第二通行帯を走りたいところですが、それでは課題不履行で失格になってしまうのでしっかり第一通行帯へ戻りましょう。
右左折の際の幅寄せは交差点の30m以内までに済ませないといけません。進路変更の合図が3秒前と考えると20km/h程の速度では50m程度手前から右合図を出すのがよさそうです。
方向指示器関連の減点は、出すのが遅い場合か極端に出すのが早い場合に採られます。気持ち早いくらいがいいかもしれませんね。進路変更の儀式を終えたら中央線から50cm以内に寄せて右折します。交差点中央のすぐ右側を通過しましょう。
その後すぐ左折でクランクに入るので予め道路の左側端から1m以内に幅寄せして左合図に変えます。勿論、巻き込み確認も忘れずに。
クランクですが、結構広いです。中型バイクでも同規格の道を走行したことがありますが、それでも余裕があります。私自身も実際にコースを見る前はあまり自信が無かったですが、コースを下見の時に行けると確信しました。カーブ半径を広く取れるように、アウトインアウトを意識して曲がるといいかもしれませんね。
クランク後は右折です。方向指示器は、課題走行に関しては課題コースを出るまでに出しておけば問題ないです。その後交差点を抜けて左折、左折で坂道に入ります。
交差点を抜ける際は自分の信号が青/黄点滅の場合も左右を確認しましょうね。
次に坂道発進を行います。特に書くことはないですね。停止前は路端停車と同じく左合図を出して、発進前は左右と後方を確認し右合図を出してから発進しましょう。
坂道発進を終えると、左折して中央交差点に向かい交差点を右折します。この時、交差点まで50m以内の距離なので第二通行帯に入り、そのまま右寄せしたのち右折します。(
場内試験では50m、場外試験では500m以内に右折する場合または駐車車両がある場合に限り第二通行帯の走行が許可されます。)
次はS字ですが、クランクよりも簡単です。クランクが通過できれば多分大丈夫です。
その後急制動に向かいます。小型二輪は30km/h、中型以上は40km/hで進入します。ご存じの通り速度が足りなかった場合は勿論、制動開始前にブレーキをかけたり握ったりした場合は点数が残っていた場合に限りやり直し、規定位置オーバーは一発中止になります。規定速度+3km/hくらいでアクセル戻して5,6m惰行し、制動をかけられるのがベストだと思います。ABSの普及により後輪ロックは(一)昨年(記憶があいまい)減点対象外となりましたが、徐々に強く、前輪は小指から人差指にかけてかけていくのをお勧めします。 私自身急制動が一番不安でしたが、スクーターやバイクのブレーキは自転車に比べて安定してめちゃくちゃよく効くので、初めての方でも心配要らないと思いますよ。
因みに、私は制動前にブレーキに指をかけてはいけないのを知らなくて1回やり直しを食らってますw 余分に外周一周走らされました。試験コースの外周1周は急制動やり直しでもない限り走れないので貴重な経験ですね(?) "メリハリのある運転"を心掛けて直線では気持ちよく50km/h出しました。カーブ前はポンピングブレーキでしっかり減速しました。
30km/h以上の走行では、ポンピングブレーキが必要です。急制動の次は一本橋です。よく言われる「遠くを見る」ってのがかなり重要だと思います。これさえやっておけば小型の5秒程度は余裕です。
最初の段差を乗り越えるために序盤は速いスピードで、必要があれば後半で粘ってください。AT車の場合アクセルコントロールとバランスの両立が難しいのでできれば途中でアクセルを開けたくないですね。MT車なら半クラでうまいこと調節できるんですが...
これで課題は終了です。気を抜かずに残りのコースを走り、降車時も例の儀式を忘れずに。センタースタンドをかけて試験終了です。
東三河運転免許センターや平針試験場では、その場での合否は分からず全員終了後場合によっては昼休憩をはさんで合格発表です。試験が終わったら試験官のところへ行って講評を聞きます。言われたこと(要約)は、
・1回目にしてはうまく乗れてたよ、練習した?
・S字の出口で安全確認忘れてたでしょ
・急制動の課題は、予測出来ない停止なのでブレーキを指にかけていてはダメだよ
・右折の際の幅寄せで寄せすぎて車体の一部が反対車線にはみ出ることがあったよ
とまあ散々に言われましたね。自分で気が付かないことだらけでした。本来合否は分からないのですが、採点の紙に大きく「70」と書いてあったので70点減点or70点だなあと思いました。70点減点ならとっくに試験中止になってるはずなので合格をほぼ確信しましたね。
予想ですが、私の減点ポイントは
ここに基づくと
【安全不確認】「交差点(環状交差点を除く。以下この項において同じ。)に入ろうとし若しくは交差点内を通行する場合に、交差点の状況に応じ交差道路を通行する車両等、反対方向から進行してきて右折する車両等又は交差点若しくはその直近で道路を横断する歩行者若しくは軽車両に対する安全の確認をしないとき。」
-10点
【速度維持-課題速度】「「指定速度からの急停止」の課題において、指定速度に達しない速度で開始線にさしかかった場合又は急制動開始線では指定速度になっていたが、その手前から制動を始めた場合 」
-10点
【通行帯違反】「直線路又はカーブで車両通行帯から車体の一部がはみ出したまま通行をした場合[線] 」
-5点×2
で合計30点の減点だと思います。
私の後は外免切り替えの方々でしたが、まあひどかったですね。逆走したり一本橋で落下したり...まともに調べてもなさそうで見る価値が無いと思ったので()見学はしてません。
そして、午後1時頃合格発表が行われます。受験者が集められて番号と名前が呼ばれました。
この日合格したのは2番の方と4番の方、そして私の3人でした。
4番の方とハイタッチするなどして私も喜びましたね。難関といわれている一発試験で一回で合格できたわけですから、喜びもひとしおといったところでしょうか。
ご存じの通り初めての二輪・普通・準中型/中型/大型(二種持ちは準中型以上の講習を免除)・二種(牽引・大特を除く)の場合は取得時講習を受けないといけません。
合格票と一緒に愛知県内の取得時講習を行っている教習所の一覧を貰えるのですが、近いところから順番にかけても夏休みシーズンということもありなかなか空いているところはありません。結局取得時講習は10月にしか予約が取れませんでした。こんなに混んでいるとは思いませんでした。儲けが少ないのでやりたがらないんでしょうね。
因みに取得時講習は県外でも受けることが出来て、その場合は運転免許試験成績証明書の発行が必要となります。試験受付の窓口で言えばもらえます。写真1枚用意しましょう
長々と書いてしまいましたが、これで今回は終わりにしようと思います。次は取得時講習と交付について書きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。