金曜日は朝から、というかこの数日間寒くて湿ってる薪は互いに凍りついて剥がすのも大変なわけですが、回廊式のアパート内も外と大して変わらず寒い。スタディルームの窓から外を眺めると雪が降り出して来ました。マネージャーのスーザンさんは「ユタカが帰る頃はまだ間に合うと思うけど、、、私もジャクリン(ボス)に言って早めに帰った方が方が良さそうね。」

帰りはみんなのろのろ運転、誰もチェーンをつけてないしスノータイヤを履くほどのエリアでもないし四駆もそんなにおおくありません。途中、スリップして道路脇に停車してしまった車を見るたび「なにもできない」自分。

T字路を前にした下り坂でブレーキをかけると

「止まらない」
「ハンドルが言うことをきかない」

左に曲がるつもりが、右に流れ始めてちょうどストップサインを超えた路肩で止まってくれました。幸いに後ろにも前にも車がなく、木にぶつかる事もなく、人をはねる事もなく、ダメージもありませんでした。

が心はかなり乱れて落ち着くまで4,5時間かかったわけですが、車同士がぶつかったら、数千ドルが数秒で吹き飛んでしまう。人をはねたら数万ドル?が飛ぶだろうし、過失で「死」に至ったらたぶん一生、心の傷が残って癒されることもないでしょう。

僕らが住んでる現代社会は一見快適なように見えるかもしれませんが、実のところは闇だらけです。いつ脳梗塞で倒れるか分からないし、上から木が倒れてあっという間にあの世に行ってしまうかもしれない。頼りになるのは、保険ではありません。家族でもありません。残念ながらご先祖様でもない。神様との絆だけがすべてです。