所  謂、  東  京  散  歩。 -59ページ目

所  謂、  東  京  散  歩。



世 間 に 遍 く 知 れ 渡 っ た 名 所 や、

少 し 胡 散 臭 い 好 事 家 向 き の 数 多 の 珍 ス ポ ッ ト。

倦 む こ と の な い 東 京 散 歩 の 備 忘 録 で す。

来島


「目白通り」が「明治通り」と
 立体交差する「千登世橋」。
 橋の袂に、この労働者の像はありました。
 
 像の下のレリーフには
「来島良亮君」。
 君付けに違和感を感じますが
 その下には
「二五四五 - 二五九三」。
 48歳で亡くなったんだ。
 え~、今年は二〇一一だから、未来人!?
(そんな訳あるか!)

 これはキリストの誕生年ではなく、
 初代天皇・神武天皇の即位した年を
 0年とした年号で“皇紀”というもの。
(西暦プラス660年)
 この像が、戦前モノである証です。

 因みに“良亮くん

 東京府の土木部長だった人みたい…。
 
 そして、像の作者:日名子実三は
 日本サッカー協会のシンボルマーク・
 日本代表の左胸で輝く
 
八咫烏(やたがらす:三本脚のカラス)の
 デザインをした人なのです。
 モニュメントをただの
 “
良亮くんの胸像”にしなかったのは流石です!

 因みに八咫烏は神武天皇の道案内をしたとされる鳥。
 調べると此処はいろんなモノが立体交差している場所でした。


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草間


 世界的前衛芸術家・草間彌生。
 彼女が統合失調症に因る
 幻聴・幻覚から逃れるために
 イメージをドットで描き始めたのは有名なお話。
 狙いや下心が無いその純粋さに
 ひとは心を動かされるのかもしれません。
 独自性の高い能力を才能というのであれば
 病気も一つの才能か?

 黄色いドット南瓜はバルーン作品。
(草間アートの下着と共の25日までスパイラルガーデンで展示中:入場無料)


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 グラフィティ


 東京は、
 街道・裏道を問わず何処も彼処も
 “グラフィティ”と呼ばれる
 落書きアートに溢れています。
「バンクシー」くらいまでいけば尊敬するけど、
 意味の無い文字や絵には
 犬のマーキングくらいの意味しか感じません。

 この壁は、環七沿いの馬込第三小学校の“遮音壁“。
 卒業生の絵を使っているらしいのですが、
 其処いらの落書きよりも相当グラフィティ!
 自由な子供発想のモチーフを、
 センスの良いレイアウトが最大限に活かしています。


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※ストリートビューで壁全体を鑑賞できます!

じゃーみい

 井の頭通り沿いに
 異彩を放って建つ“ジャーミイ”
(トルコ語の礼拝所・モスク)。
 大きなドーム・高くそびえるミナレット(塔)。
 初めて触れたイスラム建築は、
 アラベスクで飾られた大きな扉の
 少し開いた隙間から洩れる
 コーランの声と相俟って 
 とても厳粛な空間でした。
 
「トルコ文化センター」でもあり、
 ムスリム(イスラム教徒)でなくても
 無料で見学することができます。
(女性は髪の毛をスカーフでカバー。スカーフの用意も有り)



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普門館

 “普門館”をご存じですか?
 所さんの『笑ってこらえて
の特集で見るまで
 私は全く知りませんでした…。
 吹奏楽を志す中高生は皆、
 このホールの舞台に立つことを
 夢見るそうです。

「甲子園の土」ならぬ
「普門館の床」(同じ素材の床材の切れ端)という
 思い出の品もあるようです。

(でかすぎてコンデジの画角にも、MAPにも収まりませんでした…)



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浅草のり


 スタイリッシュなデザイン、
 トイレ・オブ・ザ・イヤーが発表されました。



 わたくし嘘をついておりました…。

 ここは「大森 海苔のふるさと館」。
 昔(昭和30年頃まで)
 東京湾で盛んに行われていた
 “海苔づくり”の記憶が
 詰まった施設。
 写真は海底を歩くための
 海苔下駄(高さ1m以上)の体験コーナー。


 東京の海苔といえば
『アサクサノリ』。
 しかし、養殖の減少・
 埋立・水質汚染などにより、
 
今では絶滅危惧種に
 なってしまっているそうです。
 

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邸宅

 
 駒場公園の立派な正門を入り
 大木のシイノキが左右に並ぶ砂利道を進むと、
 重厚な車寄せの玄関が印象的な洋館
「旧前田侯爵邸」が見えてきます。
 侯爵は加賀100万石の大名・前田利家の末裔。
 100人以上の使用人がいたと言われ、
 東洋一と謳われたこの大邸宅。
 今でも、大理石のマントルピースや
 豪華なシャンデリアなど、
 当時の面影がそのまま残っています。
 華々しい社交の場となったこの豪邸で、
 前田侯爵の華麗な生活に
 思いを馳せるのはいかが?



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犬犬

 下北沢と井の頭通りの間。
 大小様々な犬の置物
(中には豹・猫・蛙・牛も)が、
 玄関前にまるでお花の鉢植えを並べるように
 置かれたお家がありました。
 一見ほほ笑ましい風景にも思えますが
 その視線は一点に前の家へ向けられ、
 人通りのないこの薄暗い袋小路では
 カメラを向けるのも憚るほど
 ちょっと背筋が涼しくなる空間でした。

map


大聖堂


 北青山のそんなに広くない
 裏通りを歩いていると
 ゴシック様式に飾られた
『セントグレース大聖堂』の
 大きな尖塔が目に飛び込んできました。
 28mのそのスケール感と
 隅々にまで行き渡った精緻な意匠は感動モノ。
 夜にはライトアップもされているようです。

 しかし、
凛と立つこの建物に、
 ヨーロッパの“大聖堂”とは違い
 人を寄せ付けないような冷たさを
 少し感じてしまったのは、
 ここが結婚式場だという偏見からでしょうか…?


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