けんけんパー -37ページ目

けんけんパー

雑談をする場所です。


何者ネタ再び



今回は完全にネタバレの回




前回の何者感想、誤植誤字多すぎワロタって感想が来ました。とりあえず直したつもりです、、。





今回も思ったことを書いていく





・原作より映画の方がいい説




原作もちらっと見たけど、主人公(佐藤健)の心情が地の文で書かれてしまってるので、映画の「実はこいつこんなこと思ってたんかいーー!!」感が弱くなっている気がする。ちなみに全部読んでないからなんとも言えないけど、現時点で。






・ヤスタカの音楽に関して



ヤスタカ音楽が至る所で使われている。いい曲。いわゆる、ヤスタカが作るからいい曲という「ヤスタカフィルター」無しにしても、単純にいい曲。




(本当にそんな色眼鏡を取って聞けているのかどうかは謎)





そんないい曲が逆に物語上不自然なことになっていると感じるところがあった。





主人公は演劇サークルで脚本、演者をやっている。この演目もまたヤラシイ。




題目、内容から、いかにも「僕たち枠にハマったことやんないんで」といった、いわゆる「ちょっとイタい感」、「大学生的な若気の至り」がすごい醸し出されてる。




そして、変なことしてやろうってだけであいつらイタくない?みたいな描写ももちろんあり。





ただ、この「若気の至り」的な演目が、バックミュージックがヤスタカの曲であるせいで、特に若気の至りではない、普通にいい感じの演目になってしまっている。






ここでのヤラシイ構図をおさらいすると、




映画→大学生がやる演目を見る 
それを見る僕ら→これ単にイタいやつや、、



の後に




映画→これ単にイタいやつや、、って言っちゃってる奴を写す

それを見る僕ら→うわああバレてるうう





となるのに。ヤスタカミュージックのせいで、演目見た時、イタいやつではなく、マジでええ感じやん!となる説がある。




ヤスタカミュージック、恐るべしなのかもしれない




ちなみに演劇のシーンは何個かあるが、その感想で親友(菅田将暉)が「なんかおれむずかしくてよくわかんなかったわー!でもお疲れ様!」みたいなセリフがある。





その言葉を言える親友のことを、主人公はどう思ったのだろうか。







・主人公の裏垢ツイート数少なすぎ問題




いや!裏垢だろ!あいつだろ!!絶対もっと呟いてるやん!!!80ツイートはないだろ!!!あんな日常にあふれた様々なことに対して物申してるくらいだからさ!




それでいくと、本垢の方にも物申したいことはある。





"そもそも主人公みたいなやつ"は、本垢はあんまり動かないと思うんだよなあ。常に何か言ってやりたい衝動に駆られながらも、「ツイッターとかしてるオレ」とか思われたくないから。




「内定というのは、明確なゴールに対しての尺度がないため、僕たちはどこを見られているのかがわからない。それが…」みたいなこと本垢で呟いちゃうのかい!!といった感じ。いいんだけど。






・そもそも主人公みたいなやつは


先ほどのツイッターのくだりで、"そもそも主人公みたいなやつは"と書いた。こういうやつはこうするに決まっている。と言ってるようなもん。





映画では、その態度についてもあざ笑う。




主に出てくる登場人物6人とも、絶妙なまでに「こんなやつ周りにいるよね〜笑」と言いたくなるような、記号化された存在が揃う。






ある時主人公が先輩に「A氏とB氏(便宜上こうしました)、似てますよね笑。あいつら同じなんですよ。ともに揃って想像力が足りてないって言うんですかね?」と。





すると先輩が「AとBが同じ?お前何見ていってるんだ?それでいくと想像力足りてないのはお前の方なんじゃないか」



主人公「……」




安易なタイプ分けも、否定される。ツイッターで似たようなこと呟いてるからって、その2人が同じようなやつとするのは、あまりにも安易だと。





このシーンを見て、グサっとくる人はいるでしょう。だって映画見てる最中、AとB、"キャラ"被ってない?と思う人が居たはずだから。





何度も言うように、この映画の中で誰かが誰かを指摘する際は、それを通して今見てる僕らに対して指摘出しをされている。だからキツい。



〜〜〜〜


じゃあこの映画が伝えたいことは何なのだろうか。単に、マウンティングをやめなさいと、強烈に指摘出しする映画なのか。




僕的にはそうでもなく、この作品は「世はわからないから、僕たちはどうするか」といったものかなと。





もしかしたら、個の時代ということで、就活なんてしない方がいいのかもしれない。
もしかしたら、病気の母のために、自分の人生を捨てて、夢を諦め就職したほうがいいのかもしれない。


周りと合わせて生きていったほうがいいのかもしれない。



人を退けても自分が一番になることがいいのかもしれない。一番を誰かに譲る人生の方がいいのかもしれない。上司の顔を常に気にしながら生きていったほうがいいのかもしれない。全くそんなこと気にしないで生きたほうがいいのかもしれない。




実のところ、何が正解なんてわからない。じゃあどうするのだろう。



物語も佳境の所で有村架純が
「それは、あなたが一生懸命悩んで、考えて、それで見つけた考えなら構わない。けど…略」
といった場面がある。まさに、そう言うことなのではないかなあと。




実を言うと、見終わった後は非常に人にやさしくできる映画でした。なんだろう、おばあさんが重たそうにしているカバンを持ってあげたくなる欲が増してくるような、そんなやさしさ




おわり


あ、そういえば、主人公の裏垢を見つけた方法に関してだけど、あれは本当に可能なのか…?もし可能ならば、わりと色んな人の見つけれちゃいそうだぞ…、、