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けんけんパー

雑談をする場所です。



地味にスゴい!校閲ガール・河野悦子 のドラマが終わった。



まとめると、「全体的にええ感じだったけど、最終回は、矛盾が生じて楽しめなかった」といった感じ。



〜ここからネタバレ〜


一旦整理してみましょう。


えっちゃん(石原さとみ)サイド


普段の活躍に目をつけられ、Lassyの"編集部"としてのプレゼンを頼まれる(えっちゃんはもともと編集部希望なのでウキウキ)。


しかし、現在の本業である、目の前の校閲の作業がとても大事な展開を迎える。


葛藤はあるが、えっちゃんは目の前の校閲作業を本気でやったせいで、編集部のプレゼン企画書が間に合わなくなる。


結果、プレゼンは無くなり、Lassyの編集部への異動の夢は少し遠くなるが、えっちゃんは「"どこで働くか"より、"目の前の1つの物事に集中する"ことがワタシらしいのだ」と学ぶ。



まとめると、「私は目の前の物事一本でやることがいいらしい」ということになる。





ユキト(菅田将暉)サイド


小説家とモデルの両立をしてるユキト。小説家としてはここ何作か、あまり良い作品とは言えない出来栄えのものが多かったが、ついに"書きたいこと"を見つける。


それは、地味にスゴい職業を紹介し、そこにユキトの目線が入るという、ノンフィクション本だった。



その書きたいことに熱中した挙句、執筆作業を徹夜でしてしまい、次の日のモデルとしての撮影に遅刻してしまう。


遅刻の結果、ユキトはモデルをクビになる。クビにした編集者、森尾(本田翼)は、本当に書きたいこと見つけたのだから、そっちに専念しろと述べる。


その言葉に納得したユキトは「目の前の小説家一本」に絞り、執筆を進める。


〜〜


つまり、「目の前の物事1つに絞ってやる!」という点で、えっちゃんとユキトは非常に共通しており、そのような理由で二人が波長が合う=好きとしている(ユキトの顔がタイプとか、他にも付属的な要因はあるけど、核はコレ)。



じゃあ、「二人は結局付き合うのか」というところだが、最終回、付き合わなかったのである。



えっちゃんの理由は、「今付き合うと、甘えてしまうかもしれない。今は目の前の仕事と向き合いたい」ということ。


それに対してユキトも納得がいき、二人のいわゆる「友達以上、恋人未満」の関係を続けることとなる。



これは一見、「目の前の物事一本に絞ること」を大事としているえっちゃんにとって、いたって自然な回答のように見えるが、実際のところ大きな矛盾に満ち溢れている。



そもそも、付き合う前から二人は、それはとてもとてもうまいバランスで、彼らなりの「仕事と恋愛の両立」をやっていた。


デート中にも仕事の電話が来たら、今はデートが大事か、それとも仕事が大事かその都度考えることができ、仕事を選んだ場合は、もう片方はそれを快く見送るという、まさにいい関係といえる。


おそらくえっちゃんは、付き合った結果の「彼氏への甘え」のせいで、その「仕事と恋愛」に対する天秤がうまくできる自信がないとのことで、断ったのだろう。


この思考回路は、一般的にはあり得るだろうが、今までコーエツをみてきた人なら、「えっちゃん(あるいはユキト)はこうはならない」とわかると思う。


なぜかというと、えっちゃんとユキトは、もし仮に片方が片方に甘えた態度をして、その結果仕事に対して甘い考えを持ち込んだとする。そうしたら絶対に片方は「それは違うよ。甘えているよ。」と言うはずなのである。


えっちゃんは説明不必要なレベルで、おかしいと思ったことはおかしいという人物、つまり言いたいことは必ず言うスタイルである。それはユキトに対してもだ。ユキトと本郷(ユキトの父)の関係が気になった時に、「あなたに事実確認したいことがあります!」と実際に言っている(それはタブーな話とされていたけども、聞いてる)。


ユキトの場合も。そもそもユキトはえっちゃんの「言いたいことは言う」スタンスに少なからず好意と憧れを抱いていた。それと同時に、ユキトの父は、とある友人の盗作行為に対して「特に何もしない」という行動を示し(実際は違うのだが)、それにユキトは「父のやさしさは間違っている」としている。



つまり、ユキトの"やさしさ"は、「おかしいところはちゃんと言ってあげる」というところにあるのである。



こんなおかしいところはちゃんと指摘するような二人が付き合おうとしているのに、「甘えちゃうかもしれないから付き合えない…」なんてのは理由にはなり得ないし、それを納得してしまうユキトもおかしい。ここに、今までのえっちゃん、ユキト像とは違う、最終回だけの二人を見ることになる。




〜〜


最終回に関しては、他にも気になる点は多々あるけど、とりあえず告白に対しての返答シーンは、クライマックスにとてつもなく違和感を感じるものを見せられた感じで、何だかすごいもどかしい気持ちになってしまった、、、


じゃあ付き合えばいいのか!とかそういうレベルの話じゃなくて、単純に理由がおかしいって話。


今まで二人の恋をみてきたのに、最終回で突然別人の恋愛模様を見せられてる感じで、2回目になるけど、すごいもどかしい、、、


ただ、同時にここまで最終回に対して物申したいのも、ある意味でこれまでのコーエツが面白かったからの裏返しなのも間違い無いので、まあ全体としたらいいか、、といったかんじ。


特に最終回の1つ前の回はなかなか凝っていてすごい良かったと思います。



Huluにてスピンオフ作品も決まったみたいで。コーエツに関してはまだまだ付き合いが続きそうです。


僕がドラマをちゃんと追いながらみたのは、おそらく10年レベルぶりとかになります。そもそもドラマを見るのがそのレベルかも。1時間に物語をまとめる難しさとかすごい感じながらみてました。


また面白いドラマがもしあればみていこうと思いました。色々あったけど、大将のおでんが俺は食いたいぞ!!!ってことで。




あっ、最後に1つだけ。えっちゃんが寝落ちしちゃって、起きたらパソコンに大量の「あああああ」の文字が。「あ」はキーボードでいうと左側にありますよね?でもえっちゃんはキーボードの右側に腕を置いて寝てましたよね。どうやって「あ」の文字を押してしまったのでしょうか?気になりました。



↑細けえなあ。と思った人もいると思います。ですがこんな細いことに対しての事実確認が、地味にスゴい、校閲の作業みたいですよ。コーエツお疲れ様です!




おわり