渋谷文化村ギャラリーのアンティークイベント初日、パリから帰国したDさんとやっと再会。
渋谷マークシティの京料理「菜な」 で、イギリス~パリのボタン滞在記を、たっぷりと
聞かせて頂きました。
以前、ブログでご紹介したのですが、Dさんは日本有数のボタンコレクターで、今回、
パリ装飾芸術美術館で開催中(2/10-7/19)のボタン展に、日本から唯一、Dさんの
18世紀のダイヤモンドとシルバーのボタン6個セットが展示されています。
↓こちらがDさんのボタンです。
http://buttonshowroom333.blog.fc2.com/blog-date-201501.html
貴重な図録をお土産に頂いて、ページをめくりつつ、たくましいDさんのボタン紀行を
聞くLily・・・
歩くアールデコと言われる?Dさんの上品な容姿からは、想像もつかない
果敢な行動力は、「ボタンが好き!!!」がなせる業。 とにかく、行く先々で展示会の
PRをしまくっていたDさんのエピソードは、上記URLのDさんのブログでお楽しみ下さい。
(Dさん、早くブログ更新して~![]()
)
図録の中から、ユニークな絵をご紹介します。
1787年に描かれたもの(マドリッドの美術館に収蔵。)
男性のコートに付いた、「カットスチールボタン」の光線が、高々と髪を結い上げた貴婦人を
攻撃しております。(笑)
カットスチールは18世紀にダイヤモンドの代用品として、鋼鉄をジュエルカットし磨き上げた
もので、ボタンに多く使用されました。 コレクターに人気があるボタンで、不思議なくらい
暗いところでも、僅かな光でキラキラと妖しい光を放つんですよ。
【参考※こちらは1800年代前半、ジョージアン時代のカットスチールのバックルです。】
また図録に戻りまして、次に注目して頂きたいのがこちら!
20世紀初頭、男性がフル装備した場合のボタンの数を示した図です。
シャツ、ズボン、ベスト、ジャケット、コート、オーバーコート、手袋で・・・・・・ 計70個!
身支度に時間がかかったでしょうね~(^-^)
図録には素晴らしいボタンの数々が収録されていますが、ご紹介するとキリがないので
皆様、是非、展示会の一部をスペシャルムービーでご覧下さいませ。
見終わったら、きっとアンティークボタンの虜ですよ。



