手動式エレベーターに象徴されるように、一歩足を踏み入れると都会の喧騒が一瞬にして消え、心は昭和初期のノスタルジックな空気で包まれます。
ギャラリーやアンティークショップ、会社の事務所などで、全室埋まっているはずなのに、どのフロアからもBGMや耳障りな話し声が聞こえてこない、静けさが似合う魔法の空間なのです。
Lilyは、奥野ビルを随時前から知っていて密かに憧れを持って見つめていました。その念が通じたのか?ご縁があって、今年2回も展示会を出来たことは、本当に嬉しいことです。
私がお世話になった「サロン・ドゥ・ラー」さんは、奥野ビルの中で一番広いギャラリースペースで、真っ白な壁一面に、通りに面した2つの窓から爽やかな陽光が差し込む、とても素敵な空間です。
そんなサロンを経営する(これまた美人で素敵な)オーナー吉本さんから、奥野ビルにまつわるトリビアを伺いましたので、皆さんにシェア!
へぇーが何個でるか?


①
現在の奥野ビルは、もともと2つのビルだった!
②
エレベーターの上のフロア表示盤は、各階でビミョーに違う!
③
地下には当時お風呂があった!
男女別れていて、地下への入り口も二つあった!
今もボイラー室が残っている!
④
美容室兼居住スペースとして使っていた最後の方が、数年前に亡くなられ、そこだけは誰にも貸さず保存されている!
皆さん、へぇーが出ましたでしょうか?
若い方は意味が分からなかったらすみません。(_ _)
最後の居住スペースは、保存会が部屋を当時のまま維持されていて、時々交代で見守りに来られているそうです。
新旧交代の激しい東京ですが、後世に伝えたいモノは、こうやって人に守られるのだなぁ~と、古い美容室の看板を見ながら思ったLilyでした。
「サロン・ドゥ・ラー」さんでは、只今《Vintage Mart》という、楽しい骨董市を開催中です。今回の超お宝は、等身大のバービー人形
バービー好きは必見ですよ




