アンティークボタンといえば、ピクチャーボタンのイメージがすぐ思い浮かびます。それくらい、
数も種類も多いボタンなんです。特に、ビクトリア朝時代がもっとも盛んに作られていたので、
19世紀後半のピクチャーボタンが多い。
私がアンティークボタンを探し求める中で、上の写真のような、植物や果実のピクチャーボタンが
とても多いと感じていましたが、その漠然とした疑問の答えを、昨日、海外の文献の中で
見つけました。 それによると、「当時の欧州は、“Natural History”への傾倒が強く、
植物、虫、鳥その他の動物のモチーフが、最もスタンダードであった」と、書かれていました。
他にも興味深い史実が紹介されており、ピクチャーボタンの奥はまだまだ深そうです。
