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ひとりでできるDIY・セルフリノベーション

DIY・セルフリノベ中心にupする予定です。

一生ものの本棚を作ろうvol.2。

 

1.作りたい本棚を決める(いわゆる棚板位置)

 

 まず第一に、どのような本棚を作成するかを検討しよう。『清く正しい本棚の作り方』にのっとって、奥行きは210mmサイズのもので、高さは自身の住居の天井の高さを計測し、少し上方が開く程度の高さの本棚を想定する。ベニア板の最大サイズの長編が1825mmが一般的なため、そのサイズ以上の高さの本棚は作れない。そのため1825mmの本棚の上段に小さな本棚(450mm高程度の)を積み上げ・つなげて、住居の天井高に合った本棚を想定する。

 

 あとは、本棚の側板部の付け位置を検討する。こちらから我が国の書籍サイズを事前に下調べする。今回は将来、わが子たちが使用するということを想定し、A4版サイズ(A4リングファイルも含む)が十分に入る段を下段に設けることにした。また図鑑もこのサイズなら十分収納することができる。

 

地震が来た際の安定性も考慮して、通常は大きなサイズの重量物のある書籍を下段側に置くことを想定したほうが良いだろう。

上図は、棚板を横に倒して、左方が上方、右方が下方としてみた図である。21(mm)とある細い二本の線が棚板を配置する位置だ。44(mm)と記されている最も下に位置する部分はいわゆるハカマの部分である(下図)。

 

とすると、上図では、下から一段目と二段目は325mm高の書籍を並べることが可能、三段目・四段目は257mm高まで、五段目・六段目は225mm高までの書籍を並べることができる本棚となる。

 

 

2.使用木材の選定を行い、木取図を作成、業者で購入

 

つぎに材料の選定を行う。『清く正しい本棚の作り方』にのっとり、少々高価だが「シナランバーコア(合板) 厚さ21mm 915×1825mmサイズ」を採用する。最近は楽天やYahoo shoping等でベニアを購入することが可能だ。3枚購入し、以下のようにエクセル等で作成した木取り図を添付ファイルで送る。だいたい、材料15000円、カット賃5000程度なので、20000円程度の材料費がかかるだろう。

上図の木取図1枚(側板×4枚)と、下図の木取図2枚(側板×20枚、上段の側板×4枚、およびハカマ×2枚)。

あとは、裏板が必要だ。裏板は一般的なラワン材の安価な2.5mm厚のベニアでも構わないが(だいたい、500円前後/1枚)、「コーナン PRO」など大きなホームセンターに行けば、シナベニア 2.5mm厚も販売している(少々高価で、1500円前後/1枚くらい)ので、今回はそちらを購入する。裏板の木取図は、下図の通り。ふたつの本棚の裏板にはベニア3枚が必要。

上側の小さな本棚の裏板は、1825×915寸のベニアで4枚とれるので、4マイカットしてもらってよ良いだろう。また次回作る際に活用できるからだ。

 

本棚の材料の大本はこれで揃った。次は必要DIY道具に関して説明していこう。

本日はここまで。