一番の問題点は、不完全なシュミレーション訓練にこそあります。
オスプレイは最高水準の性能と安全性を備えています。
また日本に配備された搭乗員は高い操縦技能を持っています。
このような状況で最大級の事故を起こしたことは
極めて深刻な問題とすべきなのです。
この事が注視されないように、沖縄米軍司令官が
あえて沖縄県民の反発を買うような発言をしたとも考えられます。
シュミレーターでの訓練は、実地訓練前の非常に重要な訓練です。
そのシュミレーションが不十分であったことが判明してしまえば
今後、シュミレーションにはない想定外の事態が起きた時には
今回同様、墜落する危険性があるということになるからです。
不時着であろうと墜落であろうと、「堕ちた」ことに変わりはありません。
搭乗員が優秀であったことは、機体が大破したにもかかわらず
搭乗員全員が助かったことからも分かります。
なぜなら、片側のプロペラを大破してバランスをとることが難しい中、
残りの燃料を考慮し、基地への帰投には不足だが、
地上に堕ちれば残存燃料が燃えて搭乗員の危険が増大する。
かと言って、機体を捨ててパラシュートでの脱出は
機体回収も難しくなるので許可されなかったのでしょう。
また、沖合に堕ちれば怪我をした搭乗員が
救助を待つ間になくなるリスクも高くなります。
こうしたことを考えた結果、陸地から近い浅瀬への着水を
選択したことは想像に難くありません。
その結果、大破した機体の状況から考えると、
奇跡とも言える搭乗員全員が助かるという快挙となりました。
このようなことは当然米軍司令官は把握していたと思われます。
その上で、あえて沖縄県民に感謝されるべきことだと言って、
その発言に注目が集まるようにしたと思えるのです。
その意図が、自己の再発防止対策からできるだけ
目を外らさせようとしたとは考えられないでしょうか。
いずれにしても、十分なシュミレーション訓練が期待できない現状では
同様の事故が起きる可能性は無くならないでしょう。
このような操縦の難しいオスプレイを自衛隊が導入を決めています。
列島の中央に山脈が連なり、気象状況が刻々変化する日本で
ヘリコプターでさえ墜落事故が年に数回起きている現状で
何を持ってオスプレイの安全性を担保するというのでしょう。
やはり米軍のオスプレイの配備や、自衛隊のオスプレイ購入は
時期尚早ではないでしょうか。