何故、何が絶望かと言えば、
太平洋戦争開戦の、日米の思惑の違いです。
日本は短期間で、戦闘で圧倒的勝利を得て
米国民の戦意を喪失させ、
戦時国債等の軍費調達を困難にさせることで、
早期講和を目論みました。
これは、日清戦争、日露戦争で
当時の超大国との戦争の闘い方で
日本が学んだ戦争外交術でした。
ところが、太平洋戦争開戦前のアメリカでは
時の大統領ローズベルトは全く違う考えで
開戦に臨もうとしていました。
ローズベルトは大日本帝国が
軍部に対する文民統治(シビリアンコントロール)が
全く機能しなくなった点に強い危機感を抱いていました。
これは、2・26事件や5・15事件、
更には関東軍の独断専行での満州進出や日中戦争等が
危機感を募らせる原因となっていたと考えられます。
ローズベルトは日本と戦争を開始するには、
日本の軍部を壊滅させるまで戦争の継続が必要と
考えていたことが近年明らかになりました。
つまり太平洋戦争を開戦した時点では、
早期講和を望む日本と、軍部の徹底壊滅を目指すアメリカと
思惑が大きく異なっていたのです。
結果は、ローズベルトの思惑通り
大日本帝国軍は壊滅し、その後の日本占領によって
大日本帝国陸海軍は消滅されました。
この開戦当初の日米の思惑の違いこそが、
日本にとって絶望的と言える戦争になった
根本的な原因と言えます。
太平洋戦争終結から70年近くが経って
ようやく色々なことが見え始めてきました。
これらの歴史的事実から、
多くを教訓として学んでいかなくてはなりません。
現代日本は民主主義の国です。
国民が主権者であり、
国民が国のあるべき姿を決定するということを
すべての国民がもう一度再確認し、
民意を代弁する代議士を国会に送るよう、
正しき選択をされますよう、心からお祈り申し上げます。