木曜日に乳がんの手術後(私はあまりわかってないのですが、4日くらいで摘出して退院という早さだそうです)の知人と食事に行きました。

 

知人、と言っても、1まわり以上年配の大先輩でありますが、いろいろ私がお世話していることもあって、結果、知人という感じでしょうか。

 

右乳がんで手術で摘出したそうなのですが、術前にPETで左側乳房と肝臓にも1つずつ影があり、肝臓のがんのようなものを今から手術で摘出して検査に出すそうです。

左側はとらないのかなとか、ちょっと思いましたが、まずは遺伝子タイプの検索と肝臓と乳がんが遺伝子タイプが一緒か、原発は乳がんなのか、などを調べてから化学療法と放射線治療になるそうです。

 

乳がんは、日本乳癌学会が治療ガイドライン(患者さん向け)を2023年に更新したものを学会HPで公開しているので、治療については非常にわかりやすいです。

 

知人もベテランナースなので、入院していろいろ思ったり感じたところは、私が入院中に思ったことと同じでした。

ランチをしながら、「やっぱりそうだね~」とか「気になっちゃうけど若いナースには大変そうで言えなかった」とか、あるあるだなという話で盛り上がりました。

あとは、「がんですって、すごいあっさり、急に言われてびっくりした」と告知ってこんななのかと何回か話していました。

それもわかる気がしました。

私たちはベテランナースだし、後日に家族と来てくださいとか言ったらそれこそなんだろうと思うから、検査結果ですがとか画像をみて「たぶんがんですね」と急に言われちゃうのだろうと思います。しょうがないですが。。

また、ナースあるあるだと思うのですが、告知されてもショックを見せられないというか、気丈にふるまってしまうのもナースならではですね。家族にも不安はみせないというか。それを自然にやってしまうというか。

 

知人もそのように言ってました。

まぁ子どもとか夫に言っても専門的なことはわからないし、先のこともわからないから、言ってもしょうがないですからね。。

 

2時間くらいすごい沢山の話をしまして、「話せてすごく気持ちが楽になりました」と言われました。

私も3か月くらいは、死ぬんじゃないかとか5年生存率とか、死に関する本とかやたら読んだりして、でもいつもより気落ちしてないようにふるまって、大変でした。ショックだとか不安だ、と言いたいのに言えない感じでした。

主治医にも家族にも不安は言えなかったですね。。

察した両親が、特に母が「心配してもどうしようもないわよ」と気持ちをよんで話してくれました。

 

彼女も肝転移だとステージ4になるので、嫌だけど、1つ1つやりましょうって言われてるのでステージを考えないようにしている、と言っていました。私だって、再発したら一気にステージ4だなと毎日思いますが、考えてもどうしようもないですので、不安は常に多少ありつつの日々です。

 

がん患者同士の交流はやはり大事だし、対面の効果は大きいなと思いました。

また時々会って、食事とかに誘って行こうと思います。

 

そういえば、乳がんの検体の遺伝子検査をしているそうですが、自己負担が12~13万でびっくりしたと言っていました。

私の肺がんは4万円くらいで4つとかそんなもんしか調べてもらえずでした。

かかりつけの病院が今年度から遺伝子検査の施設認定になったので、パネル検査もできるようになったようです。

一番高いのは100万だと聞いていたので、もうちょっと少ない項目のものなのだろうと思いました。

検査できるのは便利で良いのですが、費用面の問題は大きいですね。。