当事者講義というのを、以前の先生から引き継いでやっています。

 

今日は、当事者=病気の患者さんが来てお話しをしていただく日でした。

 

昨年まで甲府にいた方なのですが、今年の依頼の電話をしたら、東京に引っ越していました。

今日は炎天下の甲府にいらしてくださいました。

透析をしている方で、透析の看護の授業でした。

 

たまたま予定の方が具合が悪くなって、今日来てくださったAさんにお願いして、そのまま5年くらい年1回の講義をお願いしていました。最初は聞きたいことを箇条書きで書いて、それについてお話ししていただき、コロナ禍の3年間は私の研究室からオンライン配信講義で、私と2人で会話形式となり、昨年3年ぶりかで対面講義を再開し、今年、やっとマスクなしでお話しできました。

 

今日で、今の科目が終わるといいますか、この科目はなくなるので患者さんの講義は最後。

記念写真をとったり、私からプレゼントを用意して、学生に渡してもらいました。

 

後日、学生からの感想文は郵送する予定ですが、患者さんも学生たちに話すのは毎年楽しみにしてくださっていて、本当に良い方でした。

 

科目は、あと2コマでまとめになるのですが、患者さん講義は本日最終回で、残念なような、でも、たまたまの出会いで何年間もお話しできて楽しかったなと思いました。

 

来年以降の新規科目は次の先生へお願いしてあり、気になりますが、でも私も10年以上この科目を運営してきたので、ちょっと休んでもいいかなと思います。

どうせまた違う科目をやることになるだろうと思いますので、新たにやっていこうと思います。

 

当事者講義は、実習とはまた違う状況で患者さんの体験を聴ける貴重な機会なので、学生にとっても患者さんにとってもよいようです。