他の方のブログで、肺がん術後の肋骨が痛んだり、周辺が違和感というか神経痛のような感じになるというのがありますが、

この肋骨問題は、私もだいぶ術後気になりまして、調べたり、聞いたりしたのですが、自分がどうなっているかはあまりよくわかりませんでした。

 

私の術式は、背中側を20センチくらい切って(ほぼ開胸)、脇の前のほうから胸腔鏡を入れて、術野は肋骨を一本切って手を入れて直接見ながら行う方法のようです。胸腔鏡を入れたところは、最後に胸腔ドレーンを入れて終わる感じでした。

 

で、肋骨は、切って外してしまっても強度には問題ないということでした(主治医の下に感じの良い女医さんがいて、教えてくれました)。

私の場合は、肋骨は切って、つないであるようです(触っても骨がない感じはなかったので)。

どのようにつないでいるかを手術室に現在いるナースや過去に経験のあるナースに聞いたところ、V字(横から見て骨の断面がV字だと思う)カットで切って、術後またそこに差し込む、とか、ワイヤーで縛るとかのようでした。

 

私はV字カットなのかな~と何となく思っています(聞いたのか、忘れてしまいました)。

 

それで、術後しばらくは右側の体の4分の1くらいの範囲がびりびりとしびれた感覚だったのですが、傷が見た目にもだいぶくっついてよくなってからは、しびれは多少あるものの、間隔は平常化しました。

肋骨は痛みはないですが、最近、ここが切ったところではないか?と思う感覚はあります。

それはわきの下のあたりのやや後ろです。右腕をあげたり下げたり(延ばしたり)すると、そこに違和感があります。

 

過去に肋骨骨折をしたことがありますが、その時は痛み止め+バストバンドを少しして、あとは自然治癒を待つのみでした。

骨は一時期太い感じの違和感(当たるような感じ)がありましたが、何年かして違和感はなくなりました。

整形外科の先生に聞いたところ、仮骨形成と言って、一時太くなって、また戻るのだそうです。

 

今回もそのうち骨の違和感は気にならなくなるのかなと思いますが、今でもほとんど気になりません(集中すれば、確かに違和感はありますが)。あとは、雪になる2日前くらいから、気圧の変化か、多少肺あたりがうずきました(痛むというか)。今日は元通り。

切除後の後遺症は、女医さん曰くは、続く人は続くようだと言っていました。

私は軽いのだろうと思います。来月で術後1年になりますが、見た目はまったく元通りで、体調もほぼ問題ない感じです。

ただ、日々のちょっとした感覚は、注意はしていまして、肺が痛むな~とか骨にひびくな~とか息が切れるな~とかは思います。

 

昨日は、12時間のオンライン研修会を主催しまして、一昨日から雪の影響もあり、バタバタしていました。

エンド・オブ・ライフ・ケアの研修会で60人以上の方が参加していました。

朝は道路もツルツルで、大学まで車でノロノロ運転で行きました。日中に溶けていたので、帰りは良かったです。

研修会ではZOOMのブレイクアウトルームを何回か使って、少人数でワークをするのですが、がんの終末期の症例をもとに話し合うので、いつも他人事には思えず、なかなか考える部分があります。

昨日参加した方も、終末期とか予後告知をされている患者様にどのように声をかけていいか悩むことが多い、というのが参加の動機だという方が多かったのですが、私も患者になってみて、本人もどうしたらいいのかな~と思うことが多いので、ナースはあまり考えこまずに話しかけたらいいんじゃないかな~と思いました。最近、うちの学生も会話が苦手だというのが多い(友達とはよくしゃべっている)のですが、相手にどう思われるかを気にしていたら話はできないだろうから、等身大の自分のままで会話したらいいんじゃないかなと思います。

ベテランのナースばかりの研修会でも難しいと思う人が増えている、というのは驚きでした。

ワークの中に患者役が「もうこんなんじゃ死んだほうがましだ」という発言をする場面があるのですが、やはり返す言葉が見つからない、という展開になりました。私は自分が患者になったら、死ぬまでの限られた時間で片づけることがいっぱいあって大変だ、と思ったりしたので(自分もいつ再発とか転移するかもしれないと思うようになったので)、実際には死にたいとかいう暇もないだろうとか思いました。。

 

今週の月9ドラマ(ミステリと言う勿れ)は会話劇のような感じだったのですが、病院に入院して、隣の患者が「俺、もう長くないんだよね」というシーンがあって主人公が死生観を語るのですが、死んだらあの世があるか、どうかのようなところで、死んだら無になると思う、というような答えをしていました。

死後の世界をどう考えるのかは、宗教観とか文化があると思いますが、あの世でおばあちゃんが待ってる、と思うとなんだか馴染みの店に行くような気もしなくもなくてよいのかな~と自分的には思いますが、どうでしょうか。。