9歳の息子。
私が肺がんになったことを、入院と手術もあったし、術前の検査もあったので、基本的に夫にも子どもたちにも普通に話しています。
で、9歳の息子は、私が手術が終わったあとですが、
同級生のお母さんに「うちのママ、肺がんになって入院したの」とお話しし、ママさんにびっくりされたり、
七夕には「ママが死にませんように」と書いてくれたり、とてもいい息子です。
京都旅行では、(もう息切れもほぼないし、痛みもたまにしかないし、仕事もバリバリしてるし、5キロのコメと買い物袋だって両手に持てるのですが)主に移動を路線バスにして1日券でガンガン乗り降りしたのですが、息子が「ママは肺がんなんだから、優先席に座って。ここに内部障害って書いてある!」と座るように勧めてくれました。
とてもありがたいけど、乗り換えるたびに「ママは、がん患者なんだから!」というので、大変申し訳ない感じでした。
でも息子の気持ちは本当にうれしかったです。
術後3か月くらいまで、息切れがひどくて、5メートルおきに息を整えてました。
荷物も持つと息切れがひどくて、財布と鍵だけ小さいかばんにいれて、最低限しかもたないようにして、
あまりにむごいので、市役所で「ヘルプマーク」をもらって、見えやすい位置にかばんにつけました。
マークをもらうのは、何も手続きはいらなかったです。
赤い背景に白十字があるタグで、がんや難病などで一見障害がわかりにくい方なら誰でも使えます。
つけていて何か特典があるわけではないのですが、私は何せ道端で歩いては止まり、歩いては止まりで変な動きをしていたので、つけました。
つけている間は、誰に声を掛けられるわけでもなかったし、席をゆずってもらったりしたわけでもないですが、何となく気は休まりました。
京都にもつけていけばよかったか。。いや、今は元気だし、駅の階段も荷物をもって下ったし、やっぱりもう不要です。
今、調子が悪い方(術後でもいいし、化学療法している方でもいいし、何となく不調でもいいと思います)は、ヘルプマークも活用されるとよいかもしれません。
子どもたちは、たぶんうちの夫の何倍も、お母さんが死んだら困るって思ってくれているので、ありがたいな~と思います。
誰かの役に立っていることに感謝します。今、できることをやるのみです。