今週は実習に出てました。来週もでますが、担当部分の2クールがそれで終わるので、ちょっと中休みできそうです。

12月になったら最後の実習に行って、今年度の実習指導が終わります。

 

毎年実習で思うことは・・、一番最初のグループの学生は純粋で指導しやすいなと思い、

それ以降だと学生たちも他の実習をまわってくるので、個性というか変なクセが出てくるので指導しにくいなと思います。

なぜか毎年同じです。

 

今週の学生は、初日からやる気がない感じで、思わず「やる気あるの?」と昭和な指導者の発言をしてしまいました。。

最近は何でもハラスメント認定されるので、言動に注意して、病院でも新人いじめなどはありません。

学生指導もソフトになりました(だけど、それだと全然育たないので、現場が困りますね。。)。

学生の態度は、それまでの経験によるものなので、先週までの実習で完全に見学者扱いのお客さんだったから、今回もそんな感じで来たようでした。。

 

そして5日間で、だいぶ鍛えなおして、少しは実習生らしい感じになったかなと思います。

同じ学力で入って、同じように教育しても、個々のモチベーションの差がだんだん開いていくのがよくわかり、個別の指導は本当に大変です。

 

そんなわけで、実習指導中は体力と精神力をだいぶ消耗してしまって、へとへとですが、病院は毎日ドラマチックで面白いです。

人の生き死ににかかわるので、シビアな場所ですが、命が輝くというのか、自分も生きている実感が持てる場所です。

やる気がなかった学生も、傍観者からだんだん役者というか舞台の中の役がついたように動き始めるので(どう動くかを丁寧に指導するので大変)、表情が生き生きしてくるのが日に日にわかります。これが教育の面白さかなと思います。

 

普通は病院実習が終わると「やっと終わった~」という感じですが、先週までの指導学生が「先生ともう一回実習したい。まだ実習していたかった~」と昨日話してくれて、やりがいのあるよい実習だったのだな~と思いました。

教員は黒子なので、主役は患者さんであり、学生ですので、そこを邪魔しないようにうまく動くだけです。

実習で何か手ごたえをつかんでいけば、のちの仕事でも何とかやっていけるので、それが大事です。

10年以上の教員生活でたくさんの新人看護師を養成しても、厳しい現場で生き残れずに半分以上は離職していると思います。

少しでもよいナースになってほしいと願いつつ、また来週も別の学生が新たに来るので、またイチから鍛えねばと思います。

 

週末に体力と精神力を充電(休養で)しようと思います。