土曜日はエルネックの研修会を12時間手伝っていました。

 

エルネックというのは、日本緩和医療学会が主催する、すべての看護職に向けたエンドオブライフケアの研修会のことです。

修了証がもらえます。

コロナ禍では、対面研修は難しいので、去年から年1~2回をオンラインで行うのを手伝ってました(スタッフで)。

自分が肺がんになってから初めてのお手伝いだったのですが、もう何回も聴いている内容なのに、違って見えました。

 

正直、肺がんって言われた時と、手術後の5年生存率や再発率を調べたり聞いた時に、もう先がない感じしかしなかったです。

今も、いつ再発や転移をするのか、先があるのかないのか自信がありません。

仕事は5月から復帰(1か月の休職)でしたが、結構メンタルは前半は落ちていて(周囲や家族には弱音は吐かず)、まずいな~と思ったりもしたのですが、とりあえず考えていたってしょうがないから、考えないようにしていました。

そんな落ち着いてきたところに、人生の最期のケアを12時間どっぷり研修するって、結構ヘビー。。

まぁでも研修生のサポートもしっかりしないと、という忙しさでしたが、がん患者になると内容が違って見えるんだな~と実感しました。

 

特に、苦痛や痛みへのケアの研修部分では、痛いというと即クスリっていう回答ばかりになりがちなのを、自分の経験から、薬に頼りたくない人へのケアも考えましょうという提案も入れてみました。

鎮痛剤で除痛をするのは大事ですが、副作用のつらさも出たりするし、病人っぽくて嫌だな~と思う人もいますし。

背中をさすったり、温めたり、入浴や足浴したり、アロマしたり、いろんな方法がありますよね。

そんなことだって、大事だなと患者になってさらに思いました。

 

日曜日は、午後に大規模接種会場のワクチン手伝い2回目。

来る人も2回目の接種なので、状況はよくわかっている様子なので1回目よりは落ち着いている。

ただ、異物混入とか空うちを大変警戒している様子もよくわかったので、打つ前に自分でも確認をし、相手にも見えるように確認を何度もしてみせて打つようにしました。本当に大丈夫か心配だろうと思いました。

3時間で100人くらい打ったと思います。1日で2900人(午前3時間、午後3時間)きて、14ブースで打ってました。

 

明日はうちの娘13歳の2回目のワクチン接種です。子どもの副反応は大人と違うので心配ですが、コロナの後遺症が残っても嫌なので、打ってきます。

第6波も心配ですが、何とか少しずつでも生活が元のようになってほしいなと願います。

平和な世の中で、生き延びたいものです。