肺がんの治療やいろんなことを退院後の外来で説明されました。

 

退院後2週目の外来では、病理の結果を聞きました。

肺がんは病理結果がでないと確定しないと術前聞いており、診断確定は術後になりました。

(画像から肺がんでほぼ確実だと言われていました)

私の場合は、

・肺腺癌 12mm(40代以降の女性に多く、非喫煙者に多い):肺がんの7割以上を占めています

・ステージⅠA2

・STASあり(これは予後に影響する細胞と言われていて、あると予後があまり良くないようですが、今研究が進行中です)

・リンパ節転移なし(6個のリンパ節をとり、がんはなかった)

 

ということで、術後の化学療法はなしで、3か月おきくらいの経過観察になりました。

2週目の外来では、採血と胸部レントゲンを検査しましたが、

採血では、血小板が増加、アルブミンは低下、CRPは高いままでした。

アシスタントの医師に聞いたところ、術後のデータとしては問題ないと。血小板が下がってからCRPも下がるでしょうと。

アルブミンは術後は創治癒に使われるので、一気に下がるようです。(なのでアミノ酸製剤ドリンクを飲んだのはよかったかなと)

胸部レントゲンでは、右上に中葉と下葉が持ち上がっていました。

術後は肺のとった空間が陰圧になるので、肺がひっぱられるようです(なので胃が痛かったり、切った気管支部分が押し上げられた肺で刺激されて咳が出るのかなと思われました)。いったん上にあがって、残った肺が膨らむ(肺過膨張)ので、下のほうへ広がってくるようです。

 

肺がんの遺伝子タイプが知りたかったので、アシスタントの先生へ検査を依頼しておきました。

 

退院後1か月半後に2回目の外来がありました。

肺がんの遺伝子タイプは、EGFR陽性でした。

免疫療法も気になったのでPD-L1も調べてもらい、5%発現ありでした。

この結果は、もし化学療法となったら、使える薬(分子標的薬)が多いかどうかの目安になるので、聞いておきました。

EGFRは一番多いタイプなので、薬も多いです。PD-L1も発現があれば、効くかどうかは別として免疫療法ができる(キイトルーダ)ので、

遺伝子タイプを知れたのはちょっと安心できました。

検査は依頼しないとできないのと、保険適応でも4万円以上の自己負担だったので高額だなと思いました。

胸部レントゲンだけ検査して、肺が少し過膨張して下に下がっていましたが、横隔膜の位置は右だけ上にあがっているちぐはぐな感じで、主治医は「このくらいで膨張も終わりです」、という返事で、膨らむことへの期待がちょっと残念な感じになりました。