昨日の続きです。


まだこちらのブログ形式になれておらず、字の色がおかしかったりフォントがおかしくなってたりと、後で気づいたヽ(^o^)丿


さて、今日のお話は二足目トウシューズについてです。このことで母が先生の顰蹙を買ってしまった、というところで昨日のブログは終わりました。

今どきのバレエ教室ではそんなことも少ないでしょうが、私が習っていた教室はバレエショップのないド田舎。バレエに詳しいのは先生だけですので、バレエ用品は教室で注文するのが慣例でした。それはまだ自分でフィッティングできる能力の無い生徒のためでもあると思うのですが、うちの母はどこで見つけたのやら、通信販売で購入すると言い出したのです。当時はインターネットが普及したばかりでしたから、顰蹙を買うのも仕方ないかもしれませんね。


母が見つけたお店は、京都にあるバレエショップけいとう。トウシューズは主にグリシコやブロック、カペジオなど海外メーカーの物をそろえ、グリシコでは工場に注文してオリジナル製品を作らせているとか・・・・・。中々面白い所です。


まあ私としては一抹の不安がありましたね(笑) なんせ、慣れ親しんだ国産のネオチェリートウは買ってあげない、と母親に宣告されたようなもんですからwww

戦後生まれの母の言い分としては、


トウシューズは所詮道具。合わない、痛いなら使い込んで慣らせばいい。あとはストッキング詰めるなりすればいい。トウシューズは痛いのだから、痛さを乗り越えなければならない・・・・・。


・・・・そこまで聞いて、踊る身にもなってくれよ!!と、子供心にも内心ツッコんだことが懐かしいです。真面目な話、形やフィット感、踊りやすさに問題が無ければ、二足目も一足目と同じものが良いと思います。今は硬さを変更できる種類もありますしね。


そんなわけで、母はけいとうのフィッターさんと電話しながら私のフィッティング開始。最初、母は適当なサイズ感で買おうとしたらしいのですが(怖っ!!!!絶対だめですよ!)、フィッターさんが電話越しにフィッティングしてくれることに。少し安心(笑)

意外なことに、サランラップを巻きつけた上での計測をしました。非常に細かい指示に母が少しイライラしながらも、最終的にフィッターさんが選んだのはグリシコ2007けいとうオリジナルの細幅でした。

これには母も私もびっくり。なんせ見た目がべたっとしたはんぺん足でしたので、広幅になるだろうと思っていたのです。ネオチェリートウも実は細幅を使っていたのですが、母曰く立っている時以外はボックスが広がって汚く見えたらしいので、私自身も普通幅か広幅だと思っていました。

フィッターさん曰く、


「親指が一番長いエジプト型の足で甲が低く、足の指が非常に長いので、筒のように巻けてしまう足なんです。ですから細幅でヴァンプが深く、つま先に向かって細くなっていくような、プラットフォーム付近の狭いものが合います。聞いたところ、ネオチェリートウが合っているようですので、シャンクが硬いですがこのシューズで間違いありませんよ。」


と太鼓判。一週間後に届いたベージュっぽいサテンのグリシコは、裸足で立っても痛くない、素晴らしいフィット感でした。ただネオチェリートウよりも太目のプラットフォームだったので、ちょっと回りにくい感じでした。

ところがこのグリシコ、ロシア製シューズに多いのですが、シャンク(ソール)がとにかく硬い。国産と比べ物にならない硬さなんです。

全体重(25㎏位)をのせても曲がらない硬さに、何とか使いこなさねばと思い、ア・テール→ポワントの特訓のおかげで足の裏の筋力が増して、以前より踊れるようになったのですが(笑)

使い始めて3か月後、悲劇が起こりました。


トウシューズの硬い部分って、ソールの硬さばかりが注視されがちなんですが、実はボックスも潰れると大変。ボックスは専用の糊で固めているそうなのですが、ソールの硬さに囚われているうちに、このボックスの糊が柔らかくなっちゃったんです。

当時はニスなんて教室のカタログにも見当たらないし、母親に頼んでもプロじゃあるまいし、と言って聴かん坊。まあ、ソールの硬さがようやく馴染み始めていて、しかも前回の一足目が一年も持ったのもあって、母親にはいまいちピンと来なかったのでしょうね・・・・・。

仕方なく、いつの時代だと言いたくなるような加工を実践。冬だったのでレッスン後、氷点下のベランダに一晩干し、朝ドライヤーを当てて、シューズバッグにお菓子の乾燥剤と一緒に放り込み、再びレッスンへ。雨の日は寒ーい玄関で干したり・・・・。

ニスが買えない方、お勧めです(笑)


そんな感じで二か月位持たせました。その頃、同じタイミングでトウシューズを履き始めた子が四足目で、私より二つ下の子がトウシューズを履き始めたのですが、どうやら私は、クラスで一番シューズの持ちが良かったそうです。実際は潰れたのを乾燥させて履いてたんですがねwww

その二つ下の友達が、私のシューズに触りたがったので貸してあげることに。当時その教室でグリシコを履いていたのは私だけだったようです。

彼女がプラットフォームを指で軽く押した瞬間、びっくり仰天。


「柔らかッ!ソールも・・・・どうやって立ってるの!?」


その子は先天的に足が強く甲が高くしなっている子でしたので、本当にびっくりしたみたいですね~。


最後はサイズが合わなくなったことを理由に母親に買ってほしいと言いましたが、実際はプラットフォームもペコペコ、シャンクも折れる寸前でしたwww

まだ半年程度なのに、と母は渋々。また測るのが面倒くさかったのか、先生に何か言われたのか、今度はシルビアで良いよ、と言われ、私もそれに同意しました。グリシコは良いんだけど、ボックスの潰れが早いのとシャンクがry


しかしグリシコで慣らされた足には、そこそこの硬さのシャンクが必要そう。そこで先生の怒りを買う可能性大であると承知した上で、先生に相談。

案の定、先生は半ギレ状態。しかしネット買いを進めたのが母である事、店に行けない事、ネオチェリートウが合っているので近いものが欲しい旨を伝えると、先生も渋々怒りを鎮め、「足が子供だし慣れていないのだから、直接フィッティング出来ないものを買うな」とお叱りを食らいました。どうやら、子供なのに二足目でグリシコを履いていたことにも怒っていたようでした。


後で知ったのですが、グリシコってガチガチのワガノワ・メソッドの国のメーカーなので、ドゥミが通らない造りなんですよね。イギリスのフリードはRADメソッドの国のメーカーなので、ドゥミが通りやすく柔らかい作りです。

私が通っていたバレエ教室はワガノワ・メソッド系のようでしたが、なんとなくRADと折半している感じでした。バレエ後進国日本ならではの状態といいますか。


まあ、そんなこんなでとりあえず先生からはネオチェリートウはもう駄目、と言われました。良く馴染んでも、所詮は初心者用ということでしょうか。

そこでカタログで見てみると、サテントップ、チェリートウが同じ木型を使用しているとのことで、名前が似ているチェリートウに決定。さっそく取り寄せてレッスンで履いてみると・・・・。


いやーこれが踊りやすいのなんの。シャンクが柔らかいので持って半年なのが玉に傷ですが、毎回外干しとドライヤーを使えば、発表会前の半年間でも二足で済みました。レッスンが短いときはパッドなしで踊ったこともありました。

このチェリートウはバレエをやめる時まで、その後5年間使い続けました。自分の足に合ったトウシューズに巡り合えるって、幸せですよね。

そのおかげか、私はトウシューズによる怪我やトラブルは非常に少ない方でした。幸運です。


いやー長々と書いてしまった!暇人乙ヽ(^o^)丿


次回は唯一?数える程度の故障談にしましょうか。ではでは!